「あたりまえのアダムス」ロバート・アップデグラフ
2005/06/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
●この本は1916年に書かれた
アダムス青年の成功物語です。
夜間大学に通うアダムスは、
広告業界に興味を持ち、
広告会社に自分を売り込みに行きます。
・『私は広告業界に入りたいと、そして
あなたの下で働きたいと決心しました。
だから、あなたに会って、そう話すのが
あたりまえだと思ったのです。』(p24)
●そして、その熱心さから採用され、
初仕事では改善提案をします。
・アダムスは、新聞や雑誌の切り抜きと
ファイリングの仕事を一か月やったところで、
上司に仕事のやり方を変えるよう進言した(p26)
●仕事に慣れた頃、大きなプロジェクトが
舞い込みました。
残念ながら担当にはなれませんでしたが、
アダムスは勉強のために自分が担当になった
つもりで案をつくってみることにします。
はたして、そのプロジェクトが難航します。
そこでアダムスが自分の案を
提案すると幸運にも採用され、
仕事は大きな成果を出すのです。
●私にはアダムスが松下幸之助とダブって見えました。
松下の場合は、丁稚奉公していた
松下は電気の仕事がしたくなり
電灯会社に志願します。
しかし、なかなか採用されず、
四ヶ月もアルバイトをしながら
待っていたそうです。
そして、採用されると懸命に仕事に取り組み、
短期間に昇進します。
●松下はその後、電球ソケットの改良を提案し、
アダムスとは反対に上司に却下されたことで
会社を辞め、松下電器を創業するのです。
アダムスと松下幸之助は、熱心さ、創意工夫、
提案することなど、
類似点が多いと思いませんか。
仕事のコツを分かりやすく伝えてくれる
素晴らしい一冊ですが、個人的には
松下幸之助の著作をお奨めします。
安いですし、内容は10倍です。
「社員心得帖 」松下幸之助、PHP研究所
(評価:★★★★★)
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・メニューの裏に線を引き、
熱心に何事か書き込みをする。(p14)
・彼は他人の言う『事実』に惑わされない。
ただ物事を正面から見据え、
それから分析する。(p46)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
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