「オイラの法則!―とびきりの成功法則―「成功の書」完全収録CD付 」リチャード・H. モリタ
2004/10/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
かつて貧しい時代に、人は経済的成功を重要視しました。経済的成功とは、食べることができるということです。つまり、衣食住に苦労しない生活をしたいという気持ちがあったのだと思います。
しかし、衣食住に苦労しない現在、目標設定が非常に難しくなっています。人生、金ではないと言いますが、最低限の金があれば、幸福度に差は生まれません。差が出るのは、お金以外のところにどれだけ幸福感を感じることができるのか、ということです。
・今の時代はね、しつこいほど"何がやりたいのか?"と、自分に問い続け なければいけない時代なんだ。(p239)
こうした時代によりうまく目標設定するために必要不可欠なのが、自己認識です。自分とは何なのか?どういう人間なのか。一番自分が知っているようで、知らないのが自分なのです。
古代の先人も、自分自身を知ることが難しいということを知っていました。逆に言えば、自分を知ってさえいれば、何かを判断するときに間違いが少なくなるのでしょう。
・古代ギリシャのアポロン神殿に刻まれた「汝自身を知れ」という言葉は、哲学の祖、ソクラテスがモットーとしたものですが、この「自分自身を知る」という、深い自己認識への試みこそ「本当の目標」を見つけるための第一ステップです。(p42)
この本では、子どものころからの自分の過去についての質問に答えることで、自分を再認識するプログラムがついています。私もプログラムをやってみました。自分の特徴は落ち着きがないこと。行動が早いと考えるのか、拙速と考えるのか。それは長所でも短所でもなく、活かすべき特徴と考えるべきなのでしょう。
・もう、自分を実際の自分以上に見せることはやめたほうがいいと思う。背伸びって若いときには誰でもすることだけど、できるだけ早くありのままの自分を受け入れて、自分らしく生きたほうが幸せになれると思うわ。(p192)
この本で、少しでも自分自身の理解が深まったならば、2000円は安いものでしょう。自分自身を知るワークは、この本で終わりではなく、一生続くのだと思います。
この本で私が共感した名言
・大人は大きくなった子供である。・・・そして大人は、子どものころの夢を実現するために生きているのだ。(R・ネルソン・ジョーンズ)(p75)
・「お金持ちほど、お金の使い方が上手い」ということだ。いいかい、稼ぎ方ではなく、使い方が上手いんだよ。(p371)
・"人は買わないのではない。買いたいものが見つからないだけだ"(p432)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
理論編「前編」―これだ!という本当の目標を見つけること
理論編「後編」―これだ!という本当の目標の見つけ方
物語編―マイ・ゴール物語
講義編―レター・オブ・サクセス「成功の書」
実話編―リアル・ゴール
「マイ・ストーリー・ブック」作成の質問集
著者経歴
リチャード・H. モリタ・・・1963年生まれ。オリソン・マーデン財団理事。著書に「マイ・ゴール」「マーデン博士の目標設定練習帳」「ザ・レター」「オリソン・マーデンの黄金の技術」「記憶の力」「これまでの失敗はこれからの糧となる」「自分らしく成功する6つのレッスン」「リアル・サクセス」。訳書に「ビル・ゲイツになってやる」「ビル・ゲイツ、エジソン成功の共通ルール」がある。米国パーソナルエクセレンス誌の日本語版発行者兼編集責任者
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