【書評】「新円切替」藤井厳喜
2004/07/07公開 更新
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
要約と感想レビュー
日本の税収は40兆円、それに対し地方債も含めた借金が800兆円です。これは返すのも大変ですが、国債を売ることさえままならない状態です。まず、国債がさばけなくなってきましたので、個人向け国債を発行します。さらにルール違反ではありますが、日銀にも国債を買ってもらいます。
これで一息いれて、次の手は秋に予定されている新札発行です。これで普段表に出ないアングラマネーを捕捉します。あと残った手段は、住民台帳ネットワークと証券特定口座で個人の金融資産を把握し課税する、消費税を増税する、預金を封鎖し新円切替えする、インフレにするくらいでしょうか。
でも、このような対策に政府の支出を減らすという内容はありません。いかに個人からお金を吸い上げるか、これが根本的な対策です。このような日本の状況に対し、真面目に取り組んでいた人がいました。暗殺された民主党の国会議員・石井紘基氏でです。石井議員の死については、「石井紘基」で検索してみましょう。トラブルに巻き込まれずに大きな仕事をしていただきたい人でした。
このような状況で、私たちはどうすればいいのか?その答えはこの本にありません。ある人は「分散すること」と言いました。ドル、ユーロ、円に分散すれば、円が滅びても三分の二は残ります。また、ある人は「お金を稼げる能力を持つこと」と言いました。国が滅びても、個人は行き続けるのです。
現状を再認識するには良い本でした。この本をきっかけに家内と資産の分散について話し合うことができました。ただ、これからどうする?ということに対して、著者の答えがなかったのが残念です。
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この本で私が共感した名言
・2004年4月現在、日銀は全体で、全国債発行額の15%を保有している。(p83)
・日本政府が借金まみれのウソつき政府だと、徹底的に調べ上げた人がいた。これは、「王様は裸だ」と指摘したことに等しいのだが、その人は、この世から抹殺されてしまった。その人とは、民主党の国会議員・石井紘基氏である。(p67)
【私の評価】★★☆☆☆(69点)
目次
1 もう手遅れ!その日は突然やってくる
2 国家破産で「円」は紙くずに
3 アメリカの借金を背負い込む日本
4 円は滅びてもドルは滅びず
5 下請け国家に堕ちた日本
6 なぜ私たちは助からないのか?
著者経歴
藤井厳喜(ふじい げんき)・・・1952年、東京都生まれ。国際政治学者。1977年、早稲田大学政経学部政治学科卒。同年から1985年までアメリカ留学。クレアモント大学大学院政治学部(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。1982年から近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」発行
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