「巧みな交渉ができる人できない人」福田健
2003/07/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(69点)
私は考えるのだが、人間の有能さは、人の話が聞けなくなったとき停止する。若いとき有能だった人が、年を取るにつれて聞く耳をもたなくなり、成長がとまる。「あの人もあそこどまりか」といわれる例は、めずらしくないようだ。
●「階層社会の構成員は、無能レベルに達するまで出世する」
というピーターの法則というものを
聞いたことがあります。
最近は能力主義にするといっている会社も多いようですが、
これまでは年功序列という制度でやってきましたから、
能力意外の配慮で昇格するということもあるでしょう。
●しばらくは、昇格して本人は嬉しく、
みんなも祝福してくれるでしょう。
しかし、能力意外の配慮で昇格したことを
本人が自覚していないと、自分の能力を
過大評価するようになります。
すると人の話を聞かなくなります。
●偉くなるほど人の話を聞かなくてはならないのに、
能力がないので、そのことがわからないのです。
さらに、能力がないところを周囲の人たちに
サポートしてもらう必要があるのですが、
話を聞かないので、それもできません。
●いずれにしろ、人の話を「聞く」ということは
本当に大切なことです。
人の話を聞きながら、自分も一歩一歩
成長していく努力をする、
これが大切なのでしょう。(自戒)
【私の評価】★★☆☆☆(69点)
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