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「泣いて生まれて笑って死のう」昇 幹夫

2013/01/20公開 更新
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泣いて生まれて笑って死のう


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

 産婦人科医のぶっちゃけトークという感じの一冊でした。


 日本の食べ物を食べましょう。野菜を食べましょう。うつ病の薬はあぶない!メタボはおかしい、などお医者さんの本音が書かれてあります。


 やはり日本人は長年、肉を食べていませんでしたので、胃腸が肉に最適化されていない、ということなのでしょう。できるだけ肉を少なめにして、美味しい食事を楽しみたいものです。


・ガン患者の腸内は、乳ガンでも肺ガンでもどす黒く汚いけれど、穀物菜食にするとわずか一~二か月で見違えるようにきれいになることを証明・・・「食い改めて穀菜人になりなさい」と勧めています(p93)


 著者は、高校同窓生200人のうち8人が亡くなっていることにショックを受け、過労死寸前で病院を退職し、笑って生活することにしました。


 人はいずれ死ぬということを、意識すると変わります。文句ではなく感謝を口にするようになります。愚痴ではなく、行動するようになります。なぜなら、自分に時間はそれほど残されていないと知っているからです。


・ガン患者は、自分には時間がないという思いがすごく強いから、いやなものははっきりいやと言います。・・・あの人にごめんなさい、あの人にありがとうを言おうとこころから思うようになります(p200)


 お医者さんの世界も厳しいものがあると思いますが、やはり笑顔で暮らしたいのです。私たちは、どう生きるのかを自分で選択できるのです。それがわかりました。


 昇さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・おじいちゃん、おばあちゃんの本当の役割は何だと思いますか?自分の死をもって子どもや孫たちに人には終わりがあるよということを教えるのが最大の役目だと思います(p191)


病気の原因の半分はこころです。だからこころが元気でいると病気は進行しない。余命をはるかに超えることがしばしばあります(p129)


・残された家族、とくに子どもにとって親の自殺というのは大きな影を落とします。1998年に自殺者が三万人を超えて以来、今年で11年も年間三万人を超える自殺者・・(p68)


・60兆個の細胞が毎日1兆個ずつリニューアルされます。その過程でガン細胞は約5000個出るといわれます。それを破壊しているのが、NK細胞・・(p119)


どの子も育つ、先生次第、親次第、私次第・・・モーツァルトでも、毎日音程のずれた音楽を聞かせ続けて育てれば大音楽家にはなりません(p33)


泣いて生まれて笑って死のう
泣いて生まれて笑って死のう
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昇 幹夫
春陽堂書店
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【私の評価】★★★★☆(81点)



目次

第1章 人生のはじめ
第2章 共育と食育
第3章 なんのために生まれたの?
第4章 病いはもとからたたなきゃ
第5章 病いと向き合う
第6章 笑いの効用
第7章 人生の養生
第8章 人生のエンディング


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