「野川」長野 まゆみ

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野川
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長野 まゆみ
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【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■親の事業がうまくいかず、離婚。

 都心から武蔵野の地へ転校した中二の音和くんは、
 新しい教師と出会い、
 新聞部と出会い、
 野川と出会います。


・三百年ほどまえに大噴火した富士も、
 その後は表面的な活動をしていない。
 この地面が火山灰でできていることも忘れがちだ。(p8)


■新聞部では、
 昔ながらの伝書鳩を訓練している。

 兄を自殺で失った先輩もいる。

 父も仕事を頑張っている。

 新しい生活が、
 だんだんと形作られていくわけです。

 音和くんが
 成長しているのがわかります。


・人の話に耳をかたむけるのは、
 実際の風景や音や匂いや手ざわりを知るのとひとしく、
 心を養うものだと私が信じているからだよ。
 それは、書物を読むことでも培われる。(p164)


■どうも、こうした小説は苦手なようです。
 
 ただ、人の生活を表現するだけで、
 疑似体験できるメリットはあるんでしょうね。

 長野さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・取材にでた新聞記者たちが原稿を本社へ送る
 もっとも確実で速い方法は、小さくてうすい紙に記事を書いて、
 鳩の脚につけた通信管におさめて
 空へ放つことだったんだ。(p45)
 

・東京の地形は東京湾にむかって傾いているんだ。・・・
 東京でいちばん高い雲取山が、おおよそ標高二千メートル、
 青梅までくだると二百メートルになり、K市の台地では
 七十メートルほど、低地で五十メートル、都心の山の手で
 二十五メートル、東京駅が四メートルだ。(p95)


・一羽目の鳩を放った。彼らが見あげるさきで、
 旋回しながら高度を上げてゆく。レース用の鳩の飼育本に、
 進路を定めるまで旋回しつづけると書いてあるとおりだった(p129)


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