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「信じた道がいつか本当の道になるように―ガチで徒歩日本一周721日の旅」大場 祐輔

2011/01/11公開 更新
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信じた道がいつか本当の道になるように―ガチで徒歩日本一周721日の旅


【私の評価】★★★★☆(86点)


要約と感想レビュー

テレビで「徒歩で測量しながら地図を作る」という番組をやっていました。距離と角度を測りながら海岸線を移動してくのは大変です。江戸時代に、実際に日本の地図を作った人の苦労がよくわかりました。そして、なんと!テレビを見ている手元に「日本の海岸線を徒歩で一周した男」の本があったのです。


ディズニーランドを出発した大場さんは、途中でアルバイトをしながら、2年以上かかって日本の沿岸を歩いて一周しました。歩いて、アルバイトをしているうちに、大場さんが成長していくのがよくわかります。「俺には、北海道の大きさがわかる」と自信を持って言えるのは、本当に歩いた人ならではでしょう。


・「徒歩日本一周」俺ならできると思った。何の根拠もなく、そう思った。あるのは「根拠のない自信」だけだった(p4)


すごいことをやっている人を見ると、すごい!と思いますが、自分がすごいことをやっているとそうでもないことがあります。著者もただ歩いているだけ。著者は、今、自分がするべきことをしっかりやっていれば、胸は張れると言っています。眼の前のことに取り組むのです。


函館山の頂上に着くと、周囲360度のパノラマを見ることができます。著者は日本地図と同じ北海道の形が少しだけ見えたことに感動したという。日本地図を最初に作った人はすげえなと思えたのです。


・まさに、北海道は「でっかいどう」だった。俺はちゃんと歩いたから、北海道の大きさは分かる。(p79)


その感覚はやっている人にしかわからないのでしょう。しかし、この本を読めば少しだけわかります。大場さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・生きていくには、お金が必要だ。何をするにしても、お金は必要だ。・・・本当にお金を活かす生き方というのは、シンプルな生き方なのではないかと俺は思っている。・・・今はリュックも小さく軽い。だから、靴も軽いスニーカーでいい・・・生きていくには、シンプル・イズ・ベストである(p197)


・アイデアやひらめきを形にすることって、結構、パワーがいるんじゃないかと思う。そう考えると、発明って「アイデア」だけではなく、「行動力」がないと生まれないんだろうなって思う。(p206)



【私の評価】★★★★☆(86点)


目次

第1章 東京ディズニーランドから
第2章 北海道
第3章 日本海側
第4章 九州・沖縄
第5章 四国
第6章 近畿・東海
第7章 東京ディズニーランドまで


著者経歴

大場祐輔(おおば ゆうすけ)・・・1981年生まれ。プロレスラー大仁田厚が「徒歩日本一周」に挑戦したことを知り衝撃を受け、大学卒業後、自ら「徒歩日本一周」に挑戦。2003年4月に東京ディズニーランドを出発し、721日目の2005年3月に東京ディズニーランドにゴール。


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この著者の本


コメント(1)

[信じた道がいつか本当の道になるように]

を体験してみたい。

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