「日本一勝ち続けた男の勝利哲学」加藤 廣志

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日本一勝ち続けた男の勝利哲学 (幻冬舎文庫)

【私の評価】★★★★★(96点)


■ この本の冒頭には、

 「指導者には燃えるような情熱が必要である

 と書いてあります。


 そして、この本を読んでいるうちに、
 涙が出てきます。


 しかし、それは悲しくて涙が出るのではありません。
 その燃えるような情熱に泣けてくるのです。


・指導者は燃えるような熱い情熱がなければ駄目だ(p10)


■昭和55年、高校バスケット全国選抜大会後、
 著者は、レギュラー選手Kを控えに回しました。


 それを面白くないと思ったKは、
 柄の良くない仲間と付き合ったり、
 髪の毛を染めたりするようになりました。


 そして、著者のところに来て言ったのです。


 「先生、俺バスケットやめる。全然、面白くねえ」(p155)


 その時、著者は「バカヤロー」と叫んで
 Kを殴ろうとしたら、うまくよけられて
 ガラス窓を壊してしまいました。


 手は骨が見えるほど切れ、
 血が噴き出しました。


 Kは真っ青になって、

 「先生、もうやめるなんて言わないよ。
  死んでもやめるなんて言わねえよ」(p156)

 と叫ぶと、逃げていきました。


■その後Kは、頭を丸めてコートに戻り、
 必死に練習に取り組み、高校三冠達成、
 日本代表選手となりました。


 その後も二十年連続で選手として
 国体出場しています。


 Kはあの瞬間から
 「死んでもバスケットをやめない」
 人間になってしまったのです。


■こんなエピソードがいっぱいの
 感動の一冊です。


 できれば講演で聞くのが最高ですが、
 この本でも十分泣けると思います。


 本の評価としては★5つとしました。
 泣ける本に加えることにしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・私の書斎には人生を決めた一冊の本があります。
 昭和二十六年に刊行された『Rupp's BASKETBALL』(p25)


・「食器を下げるついでに、実際に食事を作ってくれた方々に、 
 大変おいしかった、とお礼を言ってきなさい」と指導しておりました。
 ・・・旅館の人や周辺の人は能代工の味方になってくれます(p115)


・優秀な監督は、生徒たちにスポーツの本当の楽しさや、
 自分を追い込むことの大切さを理解させています。(p154)


・目標を失いがちな控えの選手にいかに目標を持たせるか・・・
 彼らにもそれぞれ仕事を与えてやるのです。たとえば、データ処理。
 彼らの上げてきたデータを基にして、練習をするのです(p204)


▼引用は、この本からです。

日本一勝ち続けた男の勝利哲学 (幻冬舎文庫)
加藤 廣志
幻冬舎
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4 参考ににります。

【私の評価】★★★★★(96点)



■著者紹介・・・加藤 廣志(かとう ひろし)

 1937年生まれ。
 秋田県立能代工業高等学校教諭、バスケットボール部監督。
 在任中の三十年間でインターハイ七連覇を含む
 計三十三回の全国制覇を達成。
 98年退職し、現在、能代山本スポーツリゾート
 「アリナス」館長を務める。


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