「スティーブ・ジョブズ神の交渉術」竹内 一正

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スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)

【私の評価】★★★☆☆(71点)


●スティーブ・ジョブズが
 これほど自己中だったとは・・・。
 驚きました。


 部下を罵倒する、
 人のプロジェクトを横取りし、
 その成果は自分のものとしています。


 ・『トイ・ストーリー』の製作では、
  ビクサーのジョン・ラセターが
  すばらしい才能を発揮した。・・・
  にもかかわらず、シュナイダーは
  「成功すれば、手柄はジョブズのものになる」・・・
  栄光のスポットに浴するのは
  自分でなければいけない(p83)


●気に入らない部下はクビにするし、
 マスコミも自分の気に入った人だけを
 相手にします。


 こいつは無能、クズだと思ったら、
 徹底的に罵倒し、排除する
のです。


 ・ジョブズは、自分がリーダーであること以外の状況は
  我慢できなかった。・・・
  ああしろ、こうしろと、わめきちらしてまわりを仰天させた。
  ・・・・ジョブズはこまかいことに口を出し、
  現場に恐怖と混乱をもたらすのだった。(p145)


●そして、契約は守らず破棄する。


 交渉ではハッタリばかりで、
 決して弱みは見せず、
 相手の弱点を徹底的に叩く
のです。


 ・「私と取引したいのなら、
  私が好むような契約書を持って来い

  こう言って、相手企業が用意した契約書を
  平気でゴミ箱に放り投げる。・・・
  それがスティーブ・ジョブズのスタイルだ。(p134)


●交渉が必要であれば、
 すぐに決定権を持った人間にアタックします。


 どんなに断られても諦めません。


 これは「悪魔の交渉術」と
 いうべきでしょう。


 ・キーマンを決めたなら、それが会社のトップであろうと
  果敢にアタックをかける。・・・
  権限を持たず意思決定できない人間に限って、
  人を肩書きや経歴で値踏みしたがる。
  実はキーマンとなるほどの人であれば、
  人の可能性、ビジネスの潜在能力を
  見抜く力を秘めているものだ。(p213)


●こうしたジョブズの心の根底には、
 自分の人生、自分のための人生を送るのだという
 強烈な信念があるように感じました。


 他人の人生や、ルールはどうでもいいのです。


 ・強大な敵との交渉では、
  弱いところを徹底的に攻撃することが有効だ。
  勝利を手にすれば、フェアだったかどうかなど、
  歴史が上手に脚色してくれる
。(p51)


●松下幸之助は、
 「冷徹に判断し、ちょっとだけ情を沿えよ」
 と言っています。


 ジョブズは冷徹に判断できる才能がありますので、
 もうちょっとだけ配慮すれば
 爆発的に会社を発展させることが
 できるのではないでしょうか。


 自分のための人生というものを
 考え直すきっかけになる
 一冊ですので、★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・妥協を重ねるだけでは思うような成果が得られない。
  妥協は「ちょっといいもの」は生むが、
  「ものすごいもの」は生まない
のだ。(p96)


 ・「できない言いわけ」を聞く耳はない
  それがスティーブ・ジョブズだ。(p156)


 ・50歳になったジョブズは振り返って、
 「興味を持った一つ一つのことに熱中していけば、
  そのときは散らばっている点のような別々の存在が、
  将来にはつながり合ってすばらしい一つの大きなものとなる」と
  若き学生たちにアドバイスしている(p217)


▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★★☆☆(71点)



■著者紹介・・・竹内 一正(たけうち かずまさ)

 1957年生まれ。松下電器、アップルコンピュータ社を経て、
 日本ゲートウェイ、メディアリングTCの代表取締役などを歴任。
 コンサルティング事務所「オフィス・ケイ」代表。


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