「スティーブ・ジョブズ神の交渉術」竹内 一正、経済界

スティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか

【私の評価】★★★☆☆(71点)


■著者紹介・・・竹内 一正(たけうち かずまさ)

 1957年生まれ。松下電器、アップルコンピュータ社を経て、
 日本ゲートウェイ、メディアリングTCの代表取締役などを歴任。
 コンサルティング事務所「オフィス・ケイ」代表。


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●スティーブ・ジョブズがこれほど自己中だったとは・・・。
 驚きました。

 部下を罵倒する、人のプロジェクトを横取りし、
 その成果は自分のものとしています。

 ・『トイ・ストーリー』の製作では、ビクサーのジョン・ラセターが
  すばらしい才能を発揮した。・・・にもかかわらず、シュナイダーは
  「成功すれば、手柄はジョブズのものになる」・・・栄光のスポットに
  浴するのは自分でなければいけない(p83)


●気に入らない部下はクビにするし、
 マスコミも自分の気に入った人だけを相手にします。

 こいつは無能、クズだと思ったら、
 徹底的に罵倒し、排除するのです。

 ・ジョブズは、自分がリーダーであること以外の状況は我慢できなかった。
  ・・・ああしろ、こうしろと、わめきちらしてまわりを仰天させた。
  ・・・・ジョブズはこまかいことに口を出し、
  現場に恐怖と混乱をもたらすのだった。(p145)


●そして、契約は守らず破棄する。
 交渉ではハッタリばかりで、決して弱みは見せず、
 相手の弱点を徹底的に叩くのです。

 ・「私と取引したいのなら、私が好むような契約書を持って来い」
  こう言って、相手企業が用意した契約書を平気でゴミ箱に放り投げる。
  ・・・それがスティーブ・ジョブズのスタイルだ。(p134)


●交渉が必要であれば、
 すぐに決定権を持った人間にアタックします。
 どんなに断られても諦めません。

 これは「悪魔の交渉術」というべきでしょう。

 ・キーマンを決めたなら、それが会社のトップであろうと果敢にアタックをかける。
  ・・・権限を持たず意思決定できない人間に限って、人を肩書きや経歴で
  値踏みしたがる。実はキーマンとなるほどの人であれば、人の可能性、
  ビジネスの潜在能力を見抜く力を秘めているものだ。(p213)


●こうしたジョブズの心の根底には、
 自分の人生、自分のための人生を送るのだという
 強烈な信念があるように感じました。

 他人の人生や、ルールはどうでもいいのです。

 ・強大な敵との交渉では、弱いところを徹底的に攻撃することが
  有効だ。勝利を手にすれば、フェアだったかどうかなど、
  歴史が上手に脚色してくれる。(p51)


●松下幸之助は、「冷徹に判断し、ちょっとだけ情を沿えよ」
 と言っています。ジョブズは冷徹に判断できる才能がありますので、

 もうちょっとだけ配慮すれば
 爆発的に会社を発展させることができるのではないでしょうか。

 自分のための人生というものを考え直すきっかけになる
 一冊ですので、★3つとしました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・妥協を重ねるだけでは思うような成果が得られない。
  妥協は「ちょっといいもの」は生むが、「ものすごいもの」は
  生まないのだ。(p96)


 ・「できない言いわけ」を聞く耳はない。
  それがスティーブ・ジョブズだ。(p156)


 ・50歳になったジョブズは振り返って、「興味を持った一つ一つのことに
  熱中していけば、そのときは散らばっている点のような別々の存在が、
  将来にはつながり合ってすばらしい一つの大きなものとなる」と
  若き学生たちにアドバイスしている(p217)


▼引用は、この本からです。

スティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか
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4 iPodを生んだ天才経営者の姿
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【私の評価】★★★☆☆(71点)


■関連書評■
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b. 「「できる人」の話し方&コミュニケーション術」箱田 忠昭
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