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【書評】「「悩まない人」の考え方ー 1日1つインストールする 一生悩まない最強スキル30」木下勝寿

2026/09/25公開 更新
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「「悩まない人」の考え方ー 1日1つインストールする 一生悩まない最強スキル30」木下勝寿


【私の評価】★★★★☆(88点)
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要約と感想レビュー


「悩まない人」の問題への向き合い方

著者は「株式会社北の達人コーポレーション」を創業し、年100億円を超える売上を実現しました。


著者によれば、「悩まない人」は間違った努力をしません。例えば、会社での評価が低いので、「もっと仕事をがんばろう」と努力したのに、評価が変わらず、悩んでいる人がいたとしましょう。


まず、その人に著者は、「そもそも『会社の評価を上げたい』というのは思い込みではないですか?」と問いかけます。例えば、仲のいい同僚と毎日楽しく過ごすことができれば、それで十分なのかもしれません。それなら、会社からの評価が低くても問題はないのです。


一方、「会社の評価を上げたい」というのが心から望んでいることであれば、著者は「もっと仕事をがんばる」という選択肢は、方向性が間違っている可能性があるとしています。本当に評価を上げたいのであれば、会社の状況や方針を確認し、業績向上のために重要な仕事は何かを把握して、その仕事にシフトしていくべきではないか。


つまり、評価者が重視するポイントに注力するのが「正しい努力」なのです。


部下のやる気がありません・・・「部下が変わらなくても成果が出る仕組み」をつくりさえすればいい・・・問題は「人」の内部ではなく、外部(仕組み)にある(p209)

「悩まない人」は失敗から学ぶ

家電製品を買うとき、何を買うべきか比較検討する人は多いでしょう。ところが著者は、「最初はいちばん安いものを買う」と決めているという。むしろ、問題が起きるくらいでちょうどいいというのです。


低機能の安い商品を使えば、さまざまな不都合が出てきます。しかし、その不満をあえて体験することで、自分に何が必要で、どんな機能を求めているのかがわかる。つまり、安物を買うことは「リサーチのための小さな投資」なのです。


著者があえて失敗を選ぶのは、本業での失敗を大成功に転換した経験があるからでしょう。


創業当初、著者は生鮮食品をオンラインで販売していました。しかし、生鮮食品は保存用の冷凍設備が必要で、梱包にも手間がかかります。ある年の年末、とうとう業務がパンクしてしまったのです。そこで著者は、「その課題を回避できるビジネスの条件」を洗い出し、現在の健康食品や化粧品の販売へと転換していったというのです。


失敗したからこそ、より安定して稼げる商品ラインナップに気付くことができたのです。


会社の将来を左右する意思決定ですら、人が本気で考えているのはせいぜい1時間程度。何日もかけウジウジ考えるより、短期間に集中して決めるほうが精神衛生的にもいい・・同じくらい大事なのが「書き出すこと」である(p132)

「悩まない人」は王道を模倣する

著者は、知識や経験、つまり先入観があることで、「うまくいく場合」と「うまくいかない場合」があると説明しています。


現在のやり方でうまくいかないのであれば、それまでの先入観を捨てる必要があります。先入観を捨てるから、「うまくいっている人のやり方=王道」を謙虚に学び、模倣することができるのです。


だから著者は、世の中でよく売れている商品を探し、ヒット商品を観察し、「なぜ売れているのか」を徹底的に調べ、その要素を取り込んでいきます。自分の頭だけで悩むのではなく、すでにうまくいっている人から学ぶ。これも「悩まない人」の特徴なのです。


ラーメン屋をやりたい・・・真っ先に取った行動は、「ラーメン店経営に詳しい人に会いまくって、とにかく話を聞くこと」だった。ラーメン屋にはどんなリスクがるか、うまくいくために何が必要か(p188)

「悩まない人」は確率で考える

著者は、1万円の広告を出して1万2000円の売上総利益(売上-原価)をつくるところからスタートしました。そして、それを繰り返すことで、年100億円を超える売上につなげていったのです。


もちろん、いつも予定どおりに売上が立つわけではありません。そこで、戦略Aがうまくいかなければ戦略Bへ、戦略Bがうまくいかなければ戦略Cへと切り替える計画をあらかじめ用意し、目標を達成する確率を高めているのです。


著者は、「『ギャンブル』するな。『チャレンジ』しよう」と書いています。「悩まない人」とは、「本当の問題は何か」「何を変えれば解決できるのか」と、正しく考えることができる人なのだと思いました。


私も、悩んだときは、問題を書き出し、「何がどうなればいいのか」を考え、パッと行動していきたいと思います。木下さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・「あおり運転」をされたとき・・・「悩まない人」は、迷わず道を譲ることができる・・・犬のフンが落ちていたら、だれでも黙って避けるはずだ(p211)


・リクルートに勤務していたときには、「株式会社ジブン」とリクルートが業務提携しているというマインドで仕事をしていた・・・「時間」や「お金」の使い方も違ってくる(p255)


・とりあえず「ラッキー!」と口にする(p348)


・「いい広告媒体」と「悪い広告媒体」というものはない・・・広告媒体をうまく使いこなせる人と、うまく使いこなせない人がいるだけだ(p159)


▼引用は、この本からです
「「悩まない人」の考え方ー 1日1つインストールする 一生悩まない最強スキル30」木下勝寿
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【私の評価】★★★★☆(88点)


目的


プロローグ 「悩まない人」が頭の中に持っているたった2つの原則
第1部 「悩まない人」は世界をどう見ているか
CHAPTER1 出来事に悩まない
01 悩みは「他人」から生まれない。いつも「自分」から生まれる。
02 できるだけ早く「9回」失敗しよう。
03 なぜ「運がいい人」ほど〝災難〟を愛するのか?
04 真の問題の9割は「お金」では解決しない。
05 「作戦どおり」を祈るな。「ラッキー」に賭けるな。
06 すべての悩みは「1時間集中」で消える。
CHAPTER2 仕事に悩まない
07 「できない」は存在しない。「やらない自分」を認める。
08 「経験があればなんとかなる」から「経験がないほどうまくいく」へ。
09 「仕事がつまらない」のは「面白がるスキル不足」のせい。
10 「自分らしさ」というラスボス。
11 「あきらめている自分」に気づく。大切なのは「切り替え」と「執念」。
12 「ギャンブル」するな。「チャレンジ」しよう。
13 「予期せぬ成功」を避ける。「一発大当たり」が身を滅ぼす。
CHAPTER3 他者に悩まない
14 「悪い人間」はいない。「悪い関係性」があるだけ。
15 「善悪」を超越するマーケッターの思考法。
16 松下幸之助「雨が降っても自分のせい」の真意。
17 「出世するほどしんどくなる人」が勘違いしていること。
18 「株式会社ジブン」で生きていく。
第2部 「悩まない人」は世界をどう変えているか
19 「あ、おれ、いま悩もうとしてる......」
20 「何がどうなったらいいのか」から目を逸らさない。
21 ロジカルシンキングができる人ほど、「深い悩み」にはまり込む理由。
22 「自分の失敗」ではなく、「他者の成功」に目を向ける。
23 脳内でダラダラ考えない。書きながら1時間考える。
24 大きなピンチのときこそ、「できていない自分」をまず疑う。
25 「成長が止まらないベテラン」がずっと続けていること。
26 「非合理な自分」を受け入れる。
27 「第二印象」で勝負する。
28 リスクに怯えない人は「確率論的に」考えている。
29 ポジティブシンカーはなぜ、いきなり「心が折れる」のか?
30 とりあえず「ラッキー!」と口にすべき非スピリチュアルな理由。


著者経歴


木下勝寿(きのした かつひさ)・・・株式会社北の達人コーポレーション(東証プライム上場)代表取締役社長。神戸生まれ。大学在学中に学生企業を経験し、卒業後は株式会社リクルートで勤務。2002年、eコマース企業「株式会社北の達人コーポレーション」設立。東証プライム上場で、時価総額1000億円企業となる。


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