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「15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓」漆山 佳月

2024/09/13公開 更新
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「15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓」漆山 佳月


【私の評価】★★★★☆(88点)


要約と感想レビュー

13人の子どもを育てる

美容師として共働きしながら、13人の子どもを育ててきた漆山家の様子を教えてもらいましょう。YouTubeチャンネル「漆ちゃんfamily」は、登録者数43万人とこれだけで家計の足しになりそうです。


まず最初に考えるのは、13人も子どもがいたら大変じゃない!?ということでしょう。漆山家ママの答えは、たいへんだけど、子どもが手伝ってくれるので、何とかなっているということです。実は、13人いる今よりも、初めての子が生まれた時の方がよほどたいへんだったという。慣れもあるんでしょうね。


また、チェックするべきことが多すぎるので、子どもが毎日やることを1カ月分の表にして、学校から帰宅したら自分でチェックするようにしているという。チェックリストで、いちいち子どもに言わなくてもよい仕組みを作っているのです。


13人いる今よりも、初めての子が生まれた時の方がよっぽどたいへんだった気がします(p5)

ほめて育てる

次に注目したいのは、漆山家の教育方針です。まず、子どもたちは、皆、習い事をやらせているという。それらは全て、子どもが自分から「やりたい!」と言い出したものばかりです。


一方で、勉強しなさいとは言わないし、テストの点数についても何も言わないという。そして漆山ママは、どんどん子どもたちをほめてあげるのです。漆山ママは、子どもたちのことは何でも「天才!」と思っているのです。


これは内容や結果より、そこに向かって取り組む姿勢の方を大切にしているからだという。社会に出てからその力が生きると考えているのです。つまり、子どもたちには、興味を持ったことをやらせるというモンテソーリ教育的な子育てをしているのです。


子どもたちには・・親がいなくても生きていけるようになってほしい(p37)

毎日必ず13人全員と会話する

子どもが13人と多いので、毎日必ず13人全員と会話するようにしているという。また、それ以外にも子どもたちと一対一で話す時間を持つようにもしているのです。子ども13人となると、これはもう一つの組織運営だと思いました。


そして10人以上子どもを作っても何とかなる!楽しい!という感覚が伝わってきて、素晴らしいと感じました。この本で、日本の出生率が増えることを期待します。子どもが多くても、何とかなるのです。漆山さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・でも、挑戦したのはすごいじゃん!(p27)


・「言わないこと」があるとすれば、きょうだいで比べないこと(p133)


・能力の差ではなく、興味の差・・ひとりひとりのいいところがたくさんあります(p134)


▼引用は、この本からです
「15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓」漆山 佳月
漆山 佳月 、KADOKAWA


【私の評価】★★★★☆(88点)


目次

第1章 これだけは譲れない! 走りながら見つけた子育ての掟
第2章 助け合いが基本! みんなが守るきょうだいの約束ごと
第3章 これってノウハウ!? 幸せになる大家族マネジメント
第4章 子育ては親育て! 親になった喜びはこんなにある
第5章 親だって1人の人間! 自分のことも大事にする



著者経歴

漆山 佳月(うるしやま かずき)・・・美容師。1977年生まれ、鹿児島県出身。6男7女の15人大家族、漆山家のお母さん。YouTube「漆ちゃんfamily」は、チャンネル登録者数43万人を超える。家事・収納・子育て・家族マネジメントが神レベルで、スーパーママと呼ばれている。


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