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「ビジネス数学の第一人者が教える 史上最高にわかりやすい説明術」深沢真太郎

2022/10/19公開 更新
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「ビジネス数学の第一人者が教える 史上最高にわかりやすい説明術」深沢真太郎


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

 ビジネスの世界で説明のわかりやすい人というのは、どういった説明をしているのでしょうか。著者が考える説明上手な人とは、話し方が丁寧な人です。話し方が丁寧とは、中学生でも理解できる内容であるということです。


 中学生に説明するのですから、難しい単語は使いません。ポイントは3つ以内です。感覚的に理解しやすい例を示します。説明の順番として、PREP「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」という型を利用すれば、具体例も入ってわかりやすくなるのでしょう。


・中学生に向けて説明するという姿勢が、あなたの話し方を丁寧にする(p55)


 では、どうすれば丁寧に話せるようになるのでしょうか。それは理想な話し方をする人を探して、その人の話し方を徹底的に真似るのです。ちなみに著者は多くの人の前で話すときは、政治家の小泉進次郎さん、日本テレビ「news every.」のメインキャスター藤井貴彦さんの真似をしているという。


 モノマネをするように真似ることで、わかりやすく、簡単な言葉で、相手に語りかけるように説明することができるようになるのです。


・私も公の場では「小泉(進次郎)さんっぽく」「藤井(貴彦)さんっぽく」話すことを心がけています(p60)


 最後に説明上手になる簡単な方法をご紹介しましょう。それは、「最初に所要時間を伝える」ということです。時間を伝えることで、聞く側の人もそのつもりで聞くことができるし、心の準備ができるのです。


 私のYoutubeチャンネルでも最初に「5分で本の内容を説明します!」と告知することにしました。深沢さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・理解した=誰かに説明できる状態(p28)


・説明上手な人は例外なく、この例と比喩の使い方が上手です(p40)


・論理的な説明・・・いくつかの塊を、矢印を使ってつなげるだけでいい(p70)


・主張→例→比喩(p148)


・説明を始める前に前提の確認。なんかデキる人っぽくみえていい(p184)


▼引用は、この本からです
「ビジネス数学の第一人者が教える 史上最高にわかりやすい説明術」深沢真太郎
深沢真太郎、秀和システム


【私の評価】★★★★☆(85点)


目次

第1章 「説明」を説明してみた
第2章 結果的に論理的な説明になっていた
第3章 「なんか、わかったかも」と思わせる
第4章 うまい人は、始め方が違う
第5章 説明するって、面白いかも
終章 あなたの説明は、やさしいですか



著者経歴

 深沢真太郎(ふかさわ しんたろう)・・・ビジネス数学教育家。「ビジネス数学」を提唱し、述べ1万人以上を指導してきた教育の第一人者。日本大学大学院総合基礎科学研究科修了。理学修士(数学)。予備校講師から外資系企業の管理職などを経てビジネス研修講師として独立。2018年に「ビジネス数学インストラクター制度」を立ち上げ、指導者育成にも従事している。


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