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「天皇家の家計簿」 宝島社皇室取材班

2021/10/23公開 更新
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天皇家の家計簿


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

 眞子さまと小室圭さんの結婚の報道を見て、手にした一冊です。1億5千万円の一時金の受け取りをせず、二人はニューヨークに出発しました。お二人の結婚生活は大丈夫でしょうか。


 さて、皇族費がどうなっているかというと、皇族としての品位を保持するために年額3050万円です。秋篠宮は皇嗣になったので、金額は3倍の9150万円になっています。妃の紀子さまは半分の1525万円。独立していない皇族は10分の3の915万円で未成年は10分の1の305万円です。眞子さまは30歳なので成年してからすべて貯金していたとすれば、9150万円。半分でも5千万円くらいの貯金があった可能性があります。


・皇族費の定額は法律により定められ、2020年度は3050万円(秋篠宮さまは皇嗣となったため3倍の9150万円)(p12)


 皇族は自由に生きることもできず、公務もしなくてはなりませんので、この程度の皇族費ではやってられないと考える人もいるのではないでしょうか。眞子さまは皇室から離れましたので、小室家の一般人として生きていく必要があります。経済的にも、精神的にも充実した人生を送っていただきたいものです。


 なお、過去には昭和天皇の第3皇女の自宅に強盗が侵入し、怪我をした事件や、昭和天皇の第5皇女が誘拐未遂事件のターゲットになったこともあります。日本国としては皇室を離れたとはいえ、ニューヨークの小室眞子さまの警備について心配しなてくはならないのでしょう。


 宝島社皇室取材班さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・天皇家の生活費にあたる内廷費・・・天皇家の5人の日常生活にかかる年間費用で、金額は3億2400万円・・・総額の3分の1が人件費、残りの3分の2は物件費とされている(p20)


・天皇家が私的に雇用している内廷職員の存在で、その人数は約30人・・・祭祀を行う「掌典」(男性)や、巫女の「内掌典」、それを補佐する「仕女」・・(p24)


・天皇家の私的なサポート役に回る侍従職(天皇家のサポート、75人規模)や東宮職(皇太子夫妻のサポート)などが「オク」と呼ばれる(p24)


・寛人さまの夫婦関係は事実上、破綻していた・・・麻生家に生まれ育った信子様は1980年に寛人さまと結婚・・・信子さまが精神的に不安定となり・・(p70)


・鴨場・・・伝統猟法の維持保存と、海外の賓客を「鴨猟」体験で接待するための場所である・・・埼玉鴨場(埼玉県越谷市)と新浜鴨場(千葉県市川市)(p152)


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▼引用は、この本からです
「天皇家の家計簿」


【私の評価】★★★☆☆(75点)



目次

1章 皇室費1 天皇家の生活を支える「内廷費」
2章 皇室費2 宮家の品位を支える「皇族費」
3章 皇室費3 皇族の公費「宮廷費」
4章 宮内庁費
5章 皇室の財産
6章 眞子さまの「品位ある」生活
付録 皇室典範・皇室経済法・皇室経済法施行法


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