「フリーで働く前に! 読む本」中山 マコト
2021/06/15公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
起業・副業アドバイザー
本棚を見ていて、まだ紹介していないと気づいて今日、この本を紹介します。中山マコトさんといえば、キャッチコピー。50冊以上の書籍を出版されていますが、最近は起業・副業アドバイザーとして活動されているようです。その中山さんが失敗しない起業のコツを教えてくれるのですが、自分の起業の経緯も書いてあり、そちらのほうが興味深く読めました。
中山さんはリサーチ会社で勤務していましたが、リサーチ業務だけでなくコピーライターや広告プランナーの仕事もやりたくて、社長に内緒で受託していました。中山さんはリサーチ会社の中に広告代理店を作ってしまったのです。当然、社長と経営方針で対立して独立することになったのですが、独立した会社に同僚3人が付いてきてくれたのが自慢のようです。それだけ稼いでいたのです。
独立起業・・"確実に成果を出せる状態"をつくり上げてから踏み出そうよ!ということ(p228)
稼げる力を蓄えよう
この本の結論は、仕事に取り組む中で自分を磨いて、稼げる力を蓄えようということです。そうして社内で力を蓄えて社外でも稼げる力を持てば、独立して困ることはありません。最悪は、職場の上司や仕事が嫌いで、会社を辞めることでしょう。仕事が辛くて辞めるのも一つの道ですが、辛い仕事が自分を鍛えてくれているのも事実なのです。
独立して成功することは、もちろんハードルが高いと思いますが、事前準備をし、最悪を想定しておけば起業も面白いのではと思いました。例えば、自分の行動が、会社のどこにどう貢献したのか?自分に何ができるだろうか?何を生み出すことができるだろうか?と考えてみるのです。
そして、「世の中からどう呼ばれたいか?」を決めて、一言で、自分を名乗れるようにブランド化するのです。ちなみに、中山さんの名刺には「"良質なビジネス書を毎月40冊読破する会"会長、お客様の本音を集める技術の専門家と書いてあったという。中山さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「お客さまは仲間だ!」と断じ、まずは関係をつくることから始め・・(p117)
・本当のプロフェッショナルとは・・「プロを教えるプロ」(p133)
・「着地点を想定する力=着地力」・・・クライアント自身が気づいていないWISHを気づかせてしまうのです。言われたまま、指示されたままをそのままを勧めるのではなく・・(p39)
・優先順位はいつも社内にある・・・外部からの押しつけ提案が陽の目を見る確率は限りなく低く、そして手間が増える(p58)
【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
第1章 フリーランス成功のための絶対法則!
第2章 金銭的リスクを、徹底的に回避する
第3章 自分を最強の商品に仕立て、スタートしたその日から、売れっ子フリーランスになる方法
第4章 フリーランスの掟
第5章 選ばれるための仕事術
第6章 独自の集客力をもつ方法
第7章 プロフェッショナルフリーランスとお金
第8章 プロフェッショナルフリーランスのタイムマネージメント
第9章 プロフェッショナルフリーランスの人脈術
エピローグ さらなる飛躍のために
著者経歴
中山マコト(なかやま まこと)・・・日本で唯一の「キキダス・マーケティング」実践者兼シンクロニスト。2001 年、独自のキキダス・マーケティングを設立。「お客様の声」からアイデアをいただき、お金をかけずに成果を最大化する「キキダスメソッド」で、多くの実績をあげる。
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