「人生まで変わる! アーティフィシャルフラワーの先生のための幸せ共感集客術」影山 さちこ
2021/06/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
フラワーアレンジメント教室の生徒数800名
花が好き、手作りが好きだった著者は20年前にフラワーアレンジメント教室を3人の生徒からスタート。現在では通信教室も合わせて生徒数800名、Instagramは2万人にフォローされ、毎年、展示販売会を開催しているという。
月1回10人グループの教室と月1回の通信教室と個別の教室を運営しています。著者のフラワーアレンジメントが楽しい。フラワーアレンジメントを教えるのが楽しいということが伝わってきます。
自分を突き動かしているのは、表現する楽しさです。楽しいと続きますし、不思議なことにすいうものの方が多くの人に支持され、人気が出たりします(p31)
集客はするな
タイトルの集客術ですが 著者の主張は「集客はするな!」ということです。教室で生徒を教えていて、最後に「他に生徒さんいないかしら」なんて言われたら興ざめですよね。集客をするのではなく、楽しく教室を楽しむこと。自分にとって幸せなことをしていると、人として魅力が備わるという。
楽しんで作った作品には、心地良さが宿り、作品そのものの魅力が伝わるので、生徒は黙っていても集まるという。だから、楽しい教室や作品をSNSなどで発信することが大切であるという。生徒さんと一緒に楽しくお花を作っているうちに、一緒に楽しみたい人が集まってきた、というのが自然かつ強力な集客術なのです。
ただ、もう少し今までやってきたことと、その効果を示してもらうともっとわかりやすいのでは、と感じました。
自宅教室の先生という仕事は・・・教えたことは生徒さんの心の中で一生の宝になります。出会いにフォーカスする素敵な「仕事」だと思います(p38)
資格認定コースも準備
資格認定コースも準備しており、時々、「資格を取ったのに生徒が来ない」といったクレームもあるようです。著者のクレームへの回答は、「資格そのものに、生徒を引き寄せる力はありません」というもので堂々としています。クレームがあれば憂鬱な気分になりますが、発想を変えて、「お客さまと向き合える機会を頂けた」と考えるようにしているという。
儲からない弁護士もいるくらいですから、お客を引き寄せるのは資格よりも講師の魅力なのでしょう。そして講師の魅力とは、その教室で生徒との交流を楽しむことなのです。影山さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・先生が尽力すべきは、相手に媚びることではなく、自分が何を与えられるのかをハッキリ示すことです。プロフィールや作品画像の発信もそのためにあります(p26)
・フリーランスは・・・自分らしいオリジナル作品を自由に発信する"アーティスト"の道を目指しましょう。生徒さんの多くは、その先生のテイストが好きで集まってくれます(p55)
・教室イベントの1つとして「花材店ツアー」を企画しています(p102)
・毎年お花以外の業種の手作り作家さんたちとの展示販売会を主催しています。1人では費用が大変なホテルの宴会場での展示会も、タッグを組めば実現します(p169)
【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
第1章 あなたと生徒さんが両想いになる方法
第2章 あなたの幸せを育てる場所を見てみよう―業界と教室
第3章 あなたの幸せを育てる場所を見てみよう―家庭
第4章 習い事よりアートの楽しさを伝えよう
第5章 あなたのときめきを信じ切る素敵なデザインの作り方
第6章 あなたが仕事でさらに実力を出せるために
第7章 あなたの幸せが、人を幸せにする理由
著者経歴
影山さちこ(かげやま さちこ)・・・フラワーアーティスト/アトリエレモンリーフ主宰/花インテリア協会代表理事/アートコラボレーションズ代表。2000年にフラワーアレンジメント教室「アトリエレモンリーフ」を開設。20年間の毎月のフラワーレッスンでは一度も同じアレンジやかぶるデザインはない。Instagramフォロワー数1万9000人。ブライトンホテル クリスマスリースコンテストグランプリ受賞。ハンドメイド作家の作品発表の場となるアートコラボレーションを毎年主催。
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