【書評】「礼節を磨くとなぜ人が集まるのか」七條千恵美
2020/11/18公開 更新

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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
敵をつくらない
元JALキャビンアテンダントが教える礼節のある人は敵を作らず、得することが多いという一冊です。確かに礼儀を尽くせば相手に良い印象を与え、悪い印象を与える可能性は小さくなります。
それでも世の中には攻撃的な人もいれば、ウソや悪い噂話を広げる人もいるのだという。
礼節のある人は敵をつくらない(p16)
礼節のない人は無視する
著者は礼儀を尽くしつつもそうした礼節のない人は、無視するに限るとしています。つまり、どちらでもいいこと、さして重要と言えないことはどんどん譲ればいいのです。
ただ、無視したくても、意地悪な先輩や上司が職場にいたりしたらどうするのでしょうか。
著者の場合は、他の居場所を探したり、プロとして腹をくくり、いつも通り仕事に集中するという。最悪、そうした人から逃げるのが得策なのでしょう。
知人に相談すると・・・そんな人にエネルギーを使うな。そんな態度をとるのはかわいそうな人だから(p154)
自分を磨いていく
礼節のある人は、人の話を聞くという。そして、「そのような意見もあるのですね」と受け止め、そのあとで「私はこのように思いますが、いかがですか?」と伝えるのです。
また、何かをもらったら、お礼の言葉を述べ、素直に喜びや感謝の気持ちを表現するのが、礼節だという。
世の中は人間関係で作られていますので、礼節のある人もいれば礼節のない人もいるということです。そうした中でいかに礼節を持って、礼節を失わず、落ち込まずに自分を磨いていくのか、ということを教えてくれる一冊でした。
七條さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・礼節がある人は誰かが助けてくれる(p31)
・礼節のある人は一目置かれる(p20)
・アイコンタクトで得られる情報は意外に多い(p98)
【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1章 礼節がある人だけが受け取れる6つのギフト
第2章 私が見てきた最高の礼節
第3章 礼節を表現する具体的な方法
第4章 礼節のない人にはどう対処すればいいか
第5章 いつでも心穏やかでいるための考え
著者経歴
七條千恵美(しちじょう ちえみ)・・・元JAL客室乗務員。取締役から「Dream Skyward優秀賞」を受ける。また、皇室チャーターフライトのメンバーに抜擢された。サービス訓練教官として1000人以上の訓練生を指導。評価最上位に該当するS評価を獲得。退職後、株式会社GLITTER STAGEを設立。研修講師として講演や研修を行っている。
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