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「NASAより宇宙に近い町工場」植松 努

(2020年2月17日)|

【私の評価】★★★★★(93点)


■北海道で国の補助金ももわらず、
 自腹でロケット開発をしている
 植松電機という町工場がある。


 爆発しないロケットや
 超小型人口衛星開発に取り組み、
 さらには55メートルの
 無重力実験塔を敷地内に建設。


 本業である解体現場の重機用の
 鉄筋を選別するマグネット販売の
 利益を原資としているらしい。


・「補助金がつかないから何もできない・・」と言う人が多いなかで、僕たちは自腹でやれば、あとに続く人が出るかもしれないという思いを込めて、意地でも自腹でやっていこうと思っています(p16)


■植松さんのすごいところは、
 「やってもムダ」と言われながらも
 自分の好きなことを計画・
 実行していることでしょう。


 そもそも失敗を織り込み済みだから
 諦めることがない。


 自分でやってみるから知恵がつく。
 自分で失敗するから技術力がつくと
 知っているのです。


 そうした取り組みを好意から
 「そんなこと無理」とアドバイス
 してくれる人を厳しく批評しています。


・人にとって一番つらくて悲しいことは、可能性が失われることです。だから、言葉で人の可能性を奪うということも、殺人と同じくらい罪深いことなんです。「そんなもん、できるわけないよ」とか「やってもムダだ」とか「どうせ無理」というのは、人の心を確実に殺す言葉です(p163)


■終戦時、樺太へのソ連侵攻を経験した
 植松さんのおばあさんの教えが
 印象的でした。


 お金はくだらないよ、
 一晩で価値が変わっちゃうからね・・
 お金があったら本を買いなさいと
 教えてくれたという。


 このおばあさんありて
 この孫ありということでしょうか。


 植松さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・当たり前の話のようですが、やっぱり成功するまでやることが、成功するための一番の秘訣だと思います(p20)


・本当の未来というものは、やってみたいことをどうやったらできるかなと考えて、やり始めることです。ただこれだけで、未来に到達することができます(p85)


・親切にも「そんなもんで食えるわけがない」とアドバイスしてくれる人もいます・・・目の前にある不安を解消するためにお金を稼ぐちうのは、もう、今日生き延びるのが精一杯という貧困の中に生きる人たちとそれほど変わりません。それは夢ではないと思います(p60)


・人の自信を奪う評論、これはとても恐ろしいことです・・・「おまえ、何カッコつけてるのよ・・何言い気になっているのよ」って言われたりもします。それでは努力ができなくなります(p107)


・僕は5年半で(仕事を)辞めています。なぜなら、その職場に飛行機が好きではない人たちが急増してきたからです。飛行機の設計をしているにもかかわらず、彼らは飛行機の雑誌を読もうとしませんでした。彼らは飛行場に行ってもわくわくしないんです。そして、ただ言われたことを言われた通りにやるだけでした(p98)


・「好き」という心を失った人が増えてきた前の会社では、恐ろしい言葉が流行っていました。「芸は身を滅ぼす」という言葉です。「なるべくできないようにしていたほうが楽に生きることができるよ」という意味なんです(p102)


・手加減した働き方をしていると、手加減した人生の生き方になり、人生の時間がもったいないんです。その職場という環境を生かして学べることを徹底的に学ぶんです。そうしたら、人はもっと輝きを放つようになります(p126)


・いかにして暇を生かして前例や規則のない分野に挑戦していくかということです。前例がない、規則がない世界、そこに刺さっていくことが、もしかしたらこの不況を打破する大切な考え方になるかもしれません(p127)


・夢をかなえるためには、それをやっている人と仲良くなるのが一番の近道です(p178)


・悔しいことと出会ったときに、何とか耐えるための言葉を紹介しておきましょう「明日のために、今日の屈辱に耐えるんだ」(p190)


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植松 努、ディスカヴァー・トゥエンティワン

【私の評価】★★★★★(93点)


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■目次

第1章 僕たちの宇宙開発
第2章 「よりよく」を求める社会をつくろう
第3章 「夢」って何だろう?
第4章 教えてくれる人がいないなら、自分で学べばいい
第5章 楽をしないで努力を楽しもう
第6章 他のどこにもない経営方針
第7章 あきらめないで世界を変えよう


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