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【書評】「科学する麻雀」とつげき 東北

2020/02/16公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(71点)


要約と感想レビュー


カリスマ雀士

インターネット麻雀でカリスマ雀士と著者が言われているという。著者はインターネット麻雀で、データを分析し確率的に正しい手を選ぶことで勝つ確率を上げているのです。


例えば、リーチに対しておっかけリーチで対抗するのかどうか考えるとき、相手の手が見えないので不確定部分は大きいものの大まかな確率論で判断できるという。


相手の一般的なリーチに対して、安全牌を切って追っかけリーチするときの和了率や放銃率・・・2順目良形待ちの場合、自分が2200点、相手が6000点でも、わずかに自分が有利である。これは通常の子リーチに対して1000点のノミ手で突っ張っても、リーチ棒と積み棒1本があれば勝負になることを示している(p134)

AI雀士ができるはず

こうしたデータを積み重ねるとAI雀士ができるのだと思いました。コンピュータは計算を間違いませんので、確率論だけで判断すれば確実に正しい判断をできるのです。


ツキや流れはない、と断言する著者の言葉にAIの時代なんだなと実感しました。とつげき東北さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・字牌待ちを含むリーチの「よさ」はリャンメン並みであり・・・カンチャンとシャンポン(字牌待ちを含まないもの)ではシャンポンが有利となっている。相手から見て、正しく降りるためにはカンチャンに対しては当たり碑を1種類押さえればよいが、シャンポンに対しては当たり碑を2種類止める必要があるからである(p95)


・先制の場合、たしかに3面フリテンとリャンメン通常待ちの比較になるとたいていはリャンメンのほうが有利だが、悪形待ちと良形フリテンリーチでは和了率にそれほど差はない(10順目の例)(p125)


・自分にとって不要な役牌を切るタイミングは早ければ早いほど有利である。第1打にダブ東をポンされると自分が悪いように見なされることがあるが、5順目あたりまで絞ってムダにダブ東を重ねられる確率を高めてから切る「迷惑な」打ち手よりは格段にましである(p145)


・普通、麻雀というのは全局のうち半分近くはベタオリするゲームなのだ。なぜならば、4人いるうちで最も牌碑とツモがよかった人が和了するのが麻雀であり、自分だけが毎局毎局上がれるゲームではないからだ。大半の「上がれないとき」には確実に降りて失点を防ぐのが正しい打ち方なのである(p192)



とつげき東北、講談社


【私の評価】★★★☆☆(71点)


目次


序 章 なぜ彼らは曖昧なのか
第1章 データが麻雀を理性化する
第2章 最強をめざす基礎理論
第3章 最強の麻雀講座
第4章 麻雀の思想的側面について



著者経歴


とつげき東北(とつげきとうほく)・・・1976年兵庫県生まれ。東北大学工学部通信工学科卒。北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科中途退学後、中央省庁に勤務。2004年、ベストセラーとなる麻雀戦術書『科学する麻雀』を出版。麻雀の科学的研究の第一人者とされ、各種学会で講演を行う。元東京大学非常勤講師、デジタルハリウッド大学特別講師。2018年現在では、国家機関を離れ、某研究機関にて統計学関連の研究に従事している。


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