「集中力のひみつ」伊藤丈恭

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集中力のひみつ

【私の評価】★★★★☆(86点)


■演技トレーナー伊藤さんの書籍
 「緊張をとる」から3年、
 第二弾のテーマは「集中」です。


 その集中する手法は、
 テニスのインナーゲームと同じ。
 別のことに集中すること。


 瞑想なら呼吸を意識する。
 テニスなら「バウンス、ヒット」
 ゴルフなら「バック、ヒット、ストップ」
 とリズムを意識する。


 ボールに集中するためには
 ボールに集中しようとしては
 いけないのです。


・瞑想は呼吸に意識を持って行って、誘導されて『無』になるんだ(p45)


■その他、細かいテクニックも
 紹介されており、
 これも合理的なものです。


 分解してハードルを下げ、
 ちょっとした楽しみを見つける。
 ちょうどいいルールで縛る。
 相手とゲームする。


 集中しようとするのではなく
 手放して気軽にやれるようにして
 考えないようにするのです。


 演技という世界の一流の教えは、
 ビジネスの業界でも通用する
 一般的な技術なのです。


・仕事を要素に分解して、何か一つでも興味持てるもの・面白みを探すねん。・・役作りも、無理に役を好きになろうとしても無理。まず一つ好きなとこを見つけるねん。そしたら共感して勝手に心が動くから(p160)


■前著「緊張をとる」の延長線にある
 集中力というテーマに絞った
 書籍でした。


 実際にワークショップの形でやると
 その効果が実感できて
 いいんだろうなと思いました。


 伊藤さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・操作できないゾーンを目指すんじゃなく、意識してできることをやるだけだ(p89)


・俺は演技が伸びることはあきらめないけど、一回一回の練習はあきらめたいんだ。無理強いしないから、心は楽。だから感じやすい。『ハードルを下げれば感覚が上がる』(p134)


・1分で集中状態に入れる・・『ダルマさんが転んだ』って遊びだ・・楽しんでやるんだぞ・・二回目は・・・動くとき服も足も音をたてないようにするルール・・次は負けないように。これも楽しまなくていいから・・で、勝ち負けは置いといて、三回のうちどれが楽しかった?・・じゃ、どれが一番集中した?(p50)


・躊躇せえへん子は教えがいがあるし、ホンマ伸びる。中途半端に才能ある子が一番面白くない。恥ずかしい失敗したくないから守りに入って、躊躇して伸びひん(p10)


・意識を向けて行動してれば、心が誘導されてその感情が生まれるっていう演技法・・気持ちがあって行動を起すのが日常。行動を起こして気持ちを誘導するのがスタニスラフスキー・システムじゃ(p208)


集中力のひみつ
集中力のひみつ
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伊藤丈恭
芸術新聞社 (2018-03-20)
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【私の評価】★★★★☆(86点)

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■目次

序 集中力は直接操作できない
第1話 感受性の集中
第2話 感受性の伸ばし方
第3話 論理性の集中
第4話 集中力の鍛え方
第5話 ハードルを下げる
第6話 集中力でアイデアを出す
第7話 集中力を伸ばす心構え
第8話 楽しみやすくする
第9話 慢心が集中力を奪う
終話 その後


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