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「スケートは人生だ!」宇都宮直子

2019/04/27公開 更新
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スケートは人生だ!


【私の評価】★★☆☆☆(62点)


要約と感想レビュー

 フィギュアスケートの世界を書いた一冊です。どのようなスポーツでもルールの不透明さ、判定の疑念、練習の邪魔などはるようです。そうした中で羽生結弦、宇野昌磨、浅田真央のような世界の頂点に立つ人がいるのはすごい。


 例えば、羽生結弦は中国で選手と衝突して、怪我を負いました。どうやら練習中の進路妨害は「ある」らしいのです。両方ともプロですから、ぶつかるまで故意とは言えませんが、邪魔するくらいの意図はあるようなのです。こうした一ファンとしての宇都宮さんが思っていることを書いている本でした。


 宇都宮さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・アメリカのスコーバレー(1960年)が、佐藤(信夫)の初めての海外だった・・・『とてもいい演技ができた。でも、勝つのは彼ら(外国人選手)なんだよな』という思いです。スポーツですから、それはやはり不思議に思いましたね・・そういう時代があったのだ(p73)


・宇野昌磨に、「メダルを噛みましたか?」と訊いた人がいる。宇野はそれに、「何の意味があるんですか」と返答した(p166)


スケートは人生だ!
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宇都宮直子
三賢社 (2019-04-24)
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【私の評価】★★☆☆☆(62点)


目次

2015―2016シーズン
#01 悔しい、勝ちたい。だから、強くなる
#02 四回転は逆風の中で生まれた
#03「道」ものがたり
#04 悲しくないわけがない
#05 ボストン、魔の一日
#06 自分らしさを貫く
#07 道はひとつではない
#08 宇野昌磨、十八歳

2016―2017シーズン
#9 転んでばかりいた少年
#10 メディアデー
#11「冬のダンス」に挑む
#12 優れたスケーターの話
#13 髙橋大輔はスターだ
#14 彼がリンクに帰ってきた
#15 トリプルアクセルの女王
#16 すごく頑張った人の言葉
#17 満知子先生が大好き
#18 記録より、記憶に残る演技を

2017―2018シーズン
#19 羽生結弦から目が離せない
#20 「SEIMEI」にすると決めていた
#21 ネイサン・チェンに会う
#22 「今も忘れていません」
#23「世紀のジャンプ」への挑戦
#24 夢を追いかけろ
#25 平昌の金メダリスト
#26 昌磨。昌磨。昌磨。
#27 メダルが誰の首にかかっていようと

2018―2019シーズン
#28 ルールがまた変わる
#29 アイスショーに揺さぶられる
#30 自分らしくあるために
#31「たいへん」がたくさん
#32 かなりの無理難題
#33 大人の風格
#34 彼は存分に戦える
#35 そして、未来へ


著者経歴

 宇都宮直子(うつのみや なおこ)・・・ノンフィクション作家。医療、人物、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。なかでもフィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。『中央公論』で「フィギュアスケートの肖像」を連載中。『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』ほか、著書多数。


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