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「二子玉川物語 バー・リバーサイド2」吉村喜彦

2018/11/25公開 更新
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二子玉川物語 バー・リバーサイド2 (ハルキ文庫)


【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

損害保険会社の裏

東京の多摩川沿いの二子玉川にある「バー・リバーサイド」のマスターと沖縄出身のアシスタント。バーに集まる男と女。シードルを作る女や、大阪生まれの寿司職人など、出演者多才の短編小説5つです。


なぜ人は酒を飲むのでしょうか。それとも人に会いたいから?。


こうした小説は、現実のほうが面白いかもしれないと思いました。著者は自分の体験などから組み立てているのでしょう。吉村さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・あたしの業界は競争が激しいわ。オリジナルなオカマにならない限り、生きてはいけないのよ・・・一番苦労したのは、自分のスタイルを作るってことよ(p43)


・外見を気にするくせに、シャワーもろくに浴びず、トイレに行っても手を洗わず、指先の破れた靴下を平気ではく同居人のフランス男にはちょっと辟易していた(p69)


・大事なことは『続ける』こと。何があっても、どんなに苦しくても続けること。倒れるなら、前向きに倒れるんだ。その気持ちさえあれば、周りの人は必ず応援してくれる(p88)


・プロデューサーの仕事はキャスティングに尽きます。広告を実際に作るのはクリエイターだけど、彼らにやる気になってもらい、ベストの力を出してもらえるように環境を整えるのもプロデューサーの役目やっさ(p151)


二子玉川物語 バー・リバーサイド2 (ハルキ文庫)
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吉村喜彦
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【私の評価】★★★☆☆(70点)


目次

 海からの風
 星あかりのりんご
 行雲流氷
 ひかりの酒
 空はさくら色


著者経歴

吉村 喜彦(よしむら のぶひこ・・・1954年生まれ。大阪府出身の作家、ラジオパーソナリティ。京都大学教育学部卒業。 洋酒メーカー、サントリーの宣伝部などの勤務を経て、1997年に作家として活動開始。


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