「女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密」矢野 耕平

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女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密 (文春新書)

【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■塾講師が教える女子御三家と言われる
 「桜蔭(おういん)」「女子学院」「雙葉(ふたば)」
 の特徴をまとめた一冊です。


 桜蔭は東京大学に毎年70人も送り込む
 ダントツの頭の良さを誇っています。


 女子学院は東京大学30人とこれもすごいが、
 個性的で自由奔放な生徒が多い。


 雙葉は東京大学10人程度とそこそこですが、
 お嬢様学校としておしとやかな雰囲気が
 あるという。


■一言で校風をまとめるのは
 難しいと思いますが、
 確かに校風はあるのだと思いました。


 基本的に皆、頭は良いので
 個性を活かすような教育を
 しているのですね。


 矢野さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「女子御三家」と呼ばれる女子校がある。
 東京にある私立女子校「桜蔭(おういん)」
 「女子学院(以下JG)」「雙葉(ふたば)」を指し示す(p3)


・雙葉は・・皇后・美智子さまが雙葉小学校出身であり、
 皇太子妃・雅子さまは系列校である
 田園調布雙葉小中校で学ばれていた。
 また、村上春樹『ノルウェイの森』に登場する
 お金持ちの子女が集う女子校は、雙葉が
 モデルと言われている。ほかにも、
 最近放映されたテレビドラマ『天皇の料理番』に
 登場する主人公の妻のモデルである秋山俊子の
 出身校が雙葉であった(p5)


・「男子御三家」という呼称は
 「開成」「麻布」「武蔵」を指す。
 ほかに「神奈川(横浜)男子御三家
 (栄光学園・聖光学院・浅野)」
 「神奈川(横浜)女子御三家
 (フェリス女学院・横浜共立学園・横浜雙葉)」
 「男子新御三家(駒場東邦・海城・巣鴨)」
 「女子新御三家(豊島岡女子学園・鷗友学園女子・吉祥女子)」
 というグループ分けもある(p6)


・約三十年前に生まれたとされる有名なたとえ話・・・
 もし道端に空き缶が落ちていたら?
 桜蔭生→本や参考書を読むのに夢中で、
     そもそも空き缶が落ちていることに気づかない
 JG生→友だちみんなで缶蹴りを始める
 雙葉生→神様が自分を試していると感じ、
     空き缶をそっと拾ってゴミ箱へ捨てに行く(p6)


・桜蔭には本当にいろんな人たちがいます・・
 桜蔭生はそれぞれ合う人たちでグループを形成してはいるものの、
 その他のグループを排除するような雰囲気は一切なかった。
 世間では『空気の読めない子』と思われるような人たちも、
 そういう子たち同士で集まって、
 のびのびと学校生活を楽しんでいましたよ(p35)


・JG生は言いたいことがあればはっきりと言いますね。
 人懐っこいけれど、ベタベタしない
 雰囲気があります(p37)


・桜蔭生は東大に入る確率より、結婚生活を順調に
 続けられる確率のほうが低い・・
 『彼氏は要らないけれど、孤独死はしたくないから
 結婚はしなきゃね』なんていう冷めた意見に
 同級生の多くが同意しているのを見て、
 ちょっと引きました(p56)


・JGを一言で表すなら
 「日本一生徒の自主性自立を重んじる女子校」
 とするだろう(p104)


・JGの卒業生に取材していると
 「他人は他人、自分は自分」ということばを頻繁に聞く。
 しかし、そこに排他的な響きが全然しないのは
 何とも不思議なところだ(p110)


・創設した当初の雙葉が
 『品位のある、地味で上品な日本婦人、良き母親を育てる』
 を掲げたのは戦略的なものでした。
 当時の文部省がカトリック教育を提供する学校の設立を
 なかなか認可してくれないことへの苦肉の策から
 こういう文句を掲げたのでしょう(p169)


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【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■目次

序章 女子御三家とはなにか
第1章 桜蔭―圧倒的な東大合格率の理由
第2章 女子学院(JG)―日本一自由な女子校
第3章 雙葉―お嬢様のリアル
終章 女子御三家は変わらない



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