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「バベットの晩餐」イサク ディーネセン

2018/11/17公開 更新
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バベットの晩餐会 (ちくま文庫)


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

■19世紀後半のデンマークの牧師の家に
 フランスの紛争から逃れてきた女性バベットが
 メイドとして転がりこんだ。


 牧師の家には2人の美しい姉妹がおり、
 地域の信者に愛されていた。


 そしてある時、バベットが
 宝くじに当選し大金を得たという。


■バベットは、大金を得たことを認め、
 皆さんにディナーをごちそうしたいという。
 姉妹は了解した。


 それからバベットはワインを買い、
 亀や怪しげな食材を集めはじめる。


 そしてディナーが行われるのであるが、
 それは素晴らしいものであった。


 なぜならば、その食材は宝くじと
 同じ値段だったから・・・。
 バベットはフランス一流レストランの
 シェフだったのだ。
 

■落ちのある小話で、キリスト教や
 ヨーロッパ文化の一端が伝わるものでした。


 ディーネセンさん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・正しい真実のルター派の生活を実例の力によって示すことこそ、自分たちが住居をともにする者を正しい道に導く最良の方法だということであった(p32)


・テーブルの話題は、師の奇跡の話から、監督牧師の娘たちが毎日行っている、優しい心で救いの手を伸ばしている小さな奇跡へと移っていった・・・「われわれが地上の生活からたずさえていくのを許されているものは、ただわれわれが与えたものだけだ」といった(p75)


・私はすぐれた芸術家なのです。すぐれた芸術家が貧しくなることなどないのです。すぐれた芸術家というものは、お嬢さま、みなsんにはどうしてもお分かりいただけないものを持っているのです(p91)


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【私の評価】★★★☆☆(75点)



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