「野心のすすめ」林 真理子

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野心のすすめ (講談社現代新書)

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■作家の林 真理子さんは、
 中学生の頃から
 いじめられていました。


 しかし、林さんはいじめられても、
 就職に失敗しても、貧乏でも、
 悪口を言われてもそんなに
 落ち込まなかったのです。


 逆に、成功した後に
 この貧乏時代が懐かしくなる、
 不採用通知の束が笑いのネタに
 なると考えていたという。


 普通の人は落ち込んでしまうような
 状況の中で、林さんは成功した後の
 話のネタになると考えていたのです。
 すごいプラス思考ですね。


・いじめられっ子だった中学時代・・・
 私が、山梨の中学時代に
 「林真理子を百回泣かせる会」を
 結成した同級生の男の子たちから、
 画鋲を載せられた手を無理矢理に握らされたり、
 お習字の時間に顔に墨を塗られたり・・(p76)


■林さんは、屈辱を屈辱で終わらせない
 強さがあるのだと思いました。


 バカにされたら
 その屈辱感を感じつつ、
 自分はどうするのか考える。


 悔しさをプラスのバネにして
 自分はこうなりたいんだ、
 自分はできるんだと信じ、
 努力をするのです。


 悪口を言われて落ち込んで
 努力を辞めたとしたら、
 自分が損をするだけなのですね。


・「林真理子って、あんなに野心家だからさー」・・
 と当時さんざん悪口を言う人たちがいましたが、
 成功した人を貶めようと負け惜しみを言う人間は、
 自分がどんなに卑しい顔をしているのか
 知らないのでしょう。そして、彼らはもう
 誰一人として第一線には残っていません。
 野心は持っていても、実際に行動に移せなければ
 結果は何も残らないのです(p99)


■林さんは野心を持って、
 一生できる仕事を見つけることが
 もっとも幸せなことだと言います。


 その反対は、
 自分が何をしたいのかわからないまま、
 「こんなはずじゃなかった」
 とつぶやく人です。


 そんな人生を送らないために
 野心を持ってなんでも
 心にひっかかたらやってみよう!
 ということなのでしょう。


 林さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・私のモットーは、
 「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、
 やらなかったことの後悔は日々大きくなる」
 です(p25)


・道に迷い込むことによって逆に、
 自分が本当に進みたい道がはっきり
 見えてくるということは多いのではないでしょうか。
 チャンスがあれば、まずは挑戦してみる。
 そこで駄目だったら、では自分は
 何がやりたいのかを突き詰めて
 考えてみるのです(p107)


・三流は三流で固まりやすい・・・
 年を取っても、三流仲間は自分を
 出し抜いたりせずに、
 ずっと三流のままでいてくれるだろう
 という安心感(p50)


・私は、下品にお金を儲けている人は
 嫌いですけど、まっとうに
 お金儲けをしている人たちは大好きです。
 なんといっても、彼らはやはり、
 面白い人が多い(p62)


・人生には、ここが頑張り時だという時があります。
 そんな時、私は「あっ、いま自分は
 神様に試されているな」と思う・・
 ちゃんと努力し続けていたか、
 いいかげんにやっていたか。
 それを神様はちゃんと見ていて、
 「よし。合格」となったら、その人間を
 不思議な力で後押ししてくれる(p64)


・のんべんだらりと大学時代を送ったツケで、
 見事に全社から不採用通知を貰いました・・・
 私は貰った四十通以上の不採用通知の束を
 リボンで結んで、宝物にしていたんです・・
 近い将来、私のところに取材にきた
 出版社の人に手紙の束を見せながら、
 「あなたがいる会社を含めて就職試験、
 全部落っこちちゃって!」と笑って話せる
 日が来るだろうと信じていたからです(p72)


・貧乏の先の見通しは何も立っていなかったけど、
 不思議と、落ち込むほどの悲愴感は
 ありませんでした。
 当時は日記を書いていましたが、
 それも、いまに私は大金持ちになって
 貧乏時代を懐かしむ日が来る、と
 確信していたから(p73)


・大学時代には、たまたま綺麗に撮ってもらった
 自分の写真をアルバムの一ページ目に貼り、
 「何十年後かの真理子さんへ。
 十九歳の貴女を見て、いまの貴女はどう思いますか」
 と書いていたものです(p74)


・コピーライターを目指してみよう、と
 決めた私は、彼女が教えてくれた
 「宣伝会議」のコピーライター養成講座に、
 植毛のアルバイトで稼いだ貯金14万円のうち
 12万円を支払い、アルバイトの傍ら講座に
 通う日々が始まりました(p83)


・自分を信じるということは、
 他人が自分を褒めてくれた言葉を
 信じるということでもあると思うんです(p89)


・平地で遊んでいる人間には
 一生見えない美しい景色、
 野心を持って努力した人間だけが知る
 幸福がそこにはあります。
 もちろん辛い試練だって待っているかも
 しれないけれど、野心という山を登ろうとする
 心の持ちようで、人生は必ず大きく変わってくる。
 チャレンジしたからこそ
 初めて手に入れることのできる、
 でっかい幸福が待っている(p191)


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■目次

第一章 野心が足りない
第二章 野心のモチベーション
第三章 野心の履歴書
第四章 野心と女の一生
第五章 野心の幸福論



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