「7日間で人生を変える魔法の習慣」佐藤 伝
2018/09/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
マメな習慣
人は年を取ると、習慣しか残らないといいます。習慣がその人の人生を作るのです。この本では、著者のちょっとした良い習慣を教えてもらいます。ちょっとした習慣なので誰でもできる。誰でもできるからこそ大事なのです。著者の提案は、どんなことでもいいから千日続けることです。大したことでなくてもよいのです。例えば、皿洗いでも玄関掃除でも腕立て伏せでもいいのです。
面白いところは、習慣には2種類あるということでしょう。一つは、行動としての習慣です。名刺の工夫、ゆっくり歩く、ハガキを出す、いない人を褒める。つまり、マメなのです。著者は、飲み会の直後に「これは」と思った人に、帰り道に携帯で「さきほどのパーティでお会いした〇〇です。もっとお話しをうかがいたいのですが、時間がなくて残念でした。また、ぜひお話を聞かせてください」と電話をかけることを習慣にしているという。
もう一つは、自分の心を見つめ直す習慣です。瞑想する。日記を書く。家系図を作る。そうした時間を作るのです。
・夢がかなう人というのは決まって手帳をアイデア帳として使っています・・・常に手帳を携帯することが絶対条件になります(p115)
話のネタ帳を持つ
人生とはちょっとした差で変わるのだと思いました。著者は、ちょっとした「一言」と出会ったとき、その「一言」をネタ帳に書き込んでいるという。テレビ番組で、「まばらな拍手ありがとうございます」という言葉に感心したら、ネタ帳に書き込むのです。
また、ちょっとしたストーリーのあるものを持つようにしているという。例えば、初めての海外旅行で買ったカバンを持つとか、筆記用具、付箋、財布、傘など、ひとつ一つに、自分の思いや体験を語れるようなものを携帯して、話のネタにしているのです。
ちょっとした差を続けると習慣になります。習慣の差が積み重なり、大きな差となるのでしょう。佐藤さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・部下をやる気にさせる「ニコポン」・・・ニコニコ微笑みながら、相手の肩をポンと叩くこと・・・「これからも頼むよ」「応援しているよ」と小声でささやくことです(p44)
・小ワザを実践するときの注意点・・・急いで結果を求めすぎない・・・「にわか農民」は、なかなか芽が出てこないと、「どうしたんだろう?」とすぐに掘り返してしまうそうです(p123)
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
1章 仕事編―いつも上手くいく人がやっているすごい小ワザ
2章 日常生活編―人生が急に明るく輝き出すとっておきの小ワザ
3章 人間関係編―いつの間にか周りの人がみんな味方になる小ワザ
4章 特別付録―ここぞというときに使える大きな小ワザ
著者経歴
佐藤伝(さとう でん)・・・夢実現ナビゲーター&「朝」日記マイスター。1958年3月生まれ。明治大学文学部卒。専門は学習方法論。都心にて、創造学習研究所を25年以上にわたって主宰しており、指導を受けた1期生はすでに40歳。卒業生には政財界の著名人の子弟も多く、ビジネス・医学・教育・マスコミなど各分野の第一線で活躍している。MMM(まんだらマトリックス・メソッド)などユニークな問題解決法で、上場企業のリーダー研修や新人研修、大学での就活セミナーにひっぱりだこの夢実現ナビゲーター
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