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「本当は恐ろしい韓国の歴史」豊田 隆雄

2018/09/28公開 更新
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本当は怖ろしい韓国の歴史


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

他国に侵略され続ける朝鮮の歴史

高校教師が教える韓国の歴史です。韓国の歴史は1000回にも及ぶ他国からの侵略と服従と屈辱の歴史です。朝鮮初の国家は、紀元前194年、中国からの亡命してきた衛満が、朝鮮の準王を追放し、国を奪って「衛氏朝鮮」を建国したのです。


モンゴル帝国が高麗を支配したときには、モンゴルに良家出身で美人な女性を献上していたという。そのため、「貢女」を防ごうと、朝鮮では低年齢での結婚が相次ぐようになったという悲しい歴史もあるのです。


文永の役・・モンゴル帝国と高麗の連合軍は、1274年・・日本遠征を開始・・対馬や壱岐では一緒になって日本の民間人を虐殺している。男は殺すか生け捕りにし、女は手に空けた穴に紐を通して数珠つなぎにし、船の側面にぶら下げた(p74)

劣等感から日本を見くだす朝鮮

そして朝鮮は、大中華(中国)の属国としての小中華(朝鮮)を自認し、日本は倭夷として見下していたのです。現在の韓国の行動も、こうした歴史を見れば、一貫性があるということなのでしょう。


面白いところは、大陸では約束を守らない、すぐに裏切る、内部で分裂するということでしょう。権力闘争に明け暮れ、情勢が変われば仲間を裏切り、強きを助け、弱きをいじめ抜く。そして権力者が退陣すると、皆殺しにされる。大統領が退任すると逮捕されるのもこうした歴史の一部なのでしょう。


日本では権力者が交代しても、旧支配層は皆殺しにはならず、せいぜい地方で出家させられるくらいだが、大陸では易姓革命が成功すると旧勢力はひとり残らず皆殺しになる(p93)

朝鮮は信用できない国

朝鮮を見限った福沢諭吉の気持ちがわかるような気がしました。現代でも朝鮮半島とつき合う日本政府は安全保障の問題もあり表面上は付き合いながらも、心の中では見限っているのではないでしょうか。


今も歴史が作られ歴史は繰り返すのです。豊田さん、良い本をありがとうございました。



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この本で私が共感した名言

・併合直前、6年以上の教育を受けた朝鮮人は2.5%に過ぎなかったが、1930年代に生まれた人は78%が小学校以上の教育を、17%が12年以上の教育を受けていた(p158)


・併合当初の朝鮮半島の水田は、80%が雨水に依存していた・・・防水、灌漑、水力発電を兼ね備えた貯水池も朝鮮半島全土に設置された。その結果、70%の水田が灌漑化され天任せから脱却した(p163)


・創氏改名の真実・・・日本が満州国を建国すると、満蒙開拓団とともに多くの朝鮮人が満洲へ渡った・・・朝鮮人の開拓団はよく襲撃され、掠奪、放火、殺害などの憂き目に遭った。このような背景から、満洲の朝鮮人から「日本名を名乗らせてほしい」・・警察からは創氏改名に反対意見が相次いだ。犯罪捜査に支障をきたすからだ(p163)


・1950年に朝鮮戦争が勃発すると、韓国には米軍を中心とした国連軍が駐屯する・・・基地のすぐ側には「テキサス」という名の基地村(売春街)が造られ、米兵向けにサービスが提供されていた。また、政府が資金援助する講座があり、米軍慰安婦は欧米のエチケットや英会話を学んだ(p208)


本当は怖ろしい韓国の歴史
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豊田 隆雄
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【私の評価】★★★★☆(81点)


目次

第一章 神話の世界と古代国家の成立
第二章 統一王朝 高麗と外敵の襲来
第三章 朝鮮出兵と李氏朝鮮の盛衰
第四章 日韓併合 日本の一部となる
第五章 国家分断 戦後の朝鮮半島



著者経歴

豊田 隆雄(とよだ たかお)・・・福島県生まれ。現職の高校教師。埼玉大学大学院修士課程修了。学生時代の専攻は東アジア研究。韓国人留学生や中国人留学生から歴史に関する議論を挑まれた経験から、正当性を得るために書物を読み漁り、日本の歴史に関心を持つようになる。「歴史を語るなら、最後は史料」がモットー。著書に『日本人が知らない日本の戦争史』(彩図社)がある。


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