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「人生は四十代からの勉強で決まる」鷲田 小彌太

2018/09/14公開 更新
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人生は四十代からの勉強で決まる


【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー

 三重短期大学教授、札幌大学教授を歴任した著者の勉強法です。勉強とは真似ることだという。著者は35歳で谷沢永一の書籍に出会い、谷沢永一の真似をしました。谷沢先生の本はすべて読み、先生が批判する本を読んでいったのです。


 著者が10年間ひたすら谷沢永一先生を追いかけていたというのです。その結果、著者自身が百数十冊の本を書くことができたのです。学ぶとは「真似ぶ」ことであるというのが著者の結論です。


 仕事があることは素晴らしいことです。同じように学びたいと思うこと、興味を持ってやるべきことがあるというのが、幸せなのです。それが一番わかるのは、サラリーマンであれば定年のときなのでしょう。


・定年直後にかかるノイローゼ・・・朝起きてすることが決まっているということは、人生の幸福でかなり大きな部分を占める(p69)


 著者のお勧めの面白い人生とは、探求することを発見することです。つまり、リタイアしてからトロイアの遺跡を発見したシュリーマンのように、探求・考察・研究する人生です。


 著者は中東の歴史を勉強している60すぎの女性に会ったことがあるという。一年に一度は中東を中心に遺跡巡りをしているその女性の人生こそ素晴らしいといことです。


 定年後を今から考えておかないといけないなあと思いました。あまり心配していませんが、会社の仕事の有無にかかわらず、楽しくワクワク生きてきたいものです。


 鷲田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・トロイアの遺跡を発見したシュリーマン(1822~90)・・彼の最高の先生はホメロスの叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』だった(p52)


・若いビジネスマン風の男女たちとともにシャトル便でワシントンに向かう・・・通勤客だ。席に着くやいなや、ほとんどがすぐにパソコンを取り出す・・・一時間余りの仕事の前の朝仕事(勉強)、これがアメリカの底力の一つなのだ・・・片や日本である・・(p95)


・習慣化すれば、必ず集中力に火がつく・・・もう少しいけるかなという前でやめる。これが集中力を維持する方法だ(p121)


・毎日、勉強の時間割を決める・・・朝六時に起きて、三時間。一休止して、二時間。ここまでは毎日やろう。午後一時間から、二時間。一休止して、一時間。この最後の一時間は、今日の勉強・仕事の整理と、反省と、明日へのつなぎである(p125)


・初期の勉強状態を耐えきるためには、「今日だけは乗り越えよう」という決意と実践が要求される。人間は、どんな辛いことでも、今日一日くらいは耐えることができる(p153)


・ジャンボ宝くじを買わない人に、この本の勉強法を勧めたい(p3)


人生は四十代からの勉強で決まる
人生は四十代からの勉強で決まる
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鷲田 小彌太
海竜社
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【私の評価】★★★☆☆(72点)


目次

第1講 40歳。やりたいこと、やりたかったことが見えてくる
第2講 どんな勉強にもまず「先生」が必要だ
第3講 起きてまず「すること」がある幸せ
第4講 勉強はいつまでも続けることができる仕事だ
第5講 勉強は「体力」勝負だ
第6講 勉強では「経験」が生きる
第7講 人生いたるところに「学校」あり
第8講 勉強したら成果を出したくなる
第9講 勉強の最大の恩恵は「面白い」ことだ


著者紹介

 鷲田小彌太(わしだ こやた)・・・1942年北海道札幌生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程単位取得満期中退。三重短期大学教授を経て、札幌大学教授として哲学、倫理学の分野で教鞭をとる。評論活動、エッセイ、人生書等の執筆も精力的にこなす


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