「新 大学教授になる方法」鷲田 小彌太
2003/01/25公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★☆☆☆(66点)
「仕事」は習慣の力によって持続するのです。長期間の休みがあると、よほどしっかりした計画や、締め切りのある注文仕事がないかぎり、「休む」習慣だけが身について終わってしまいます。休む習慣というのは、怠惰と同じことです。「ゆとり」などという美しい言葉を使う人がいますが、私は「ふはい」といいたいと思います。「発酵」にいたることのない「腐敗」です。
■サラリーマンは長期の休みをとりずらいものですが、
働き方改革でゆとりや在宅勤務が増えてくると、
手抜きや休むという悪い習慣が増殖して
「ふはい」してしまう可能性があるということです。
あくまでも、「ゆとり」というものは、
大量の良い仕事をしなくてはならない人が、
効率的に仕事を進めるために必要な良い習慣の
ひとつであるという認識が必要でしょう。
過労死しそうな人には「ゆとり」は良い習慣ですが、
だらだらしている人には「ゆとり」は
最悪の習慣ということでしょう。
■新型コロナウイルスにより在宅勤務が増えていますが、
仕事をやっているのかどうか、数字で把握しないと
仕事も進みませんし、本人の生活も腐敗してしまう
恐れがあります。
それは仕事の厳しさとうよりも、しっかり社会に
貢献することを後押しするという意味での
管理を強化する必要があると思うのです。
「小善は大悪に似たり」と言われるように
部下を自由に泳がせておく上司は優しい
上司に見えますが、部下をダメにしてしまって
いる可能性があるということなのでしょう。
【私の評価】★★☆☆☆(66点)
コメントする