「今、父は子に何を語るべきか」濤川栄太
2003/01/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■父と子というのは、
非常に近い関係ながら
なかなか話をしないのではないでしょうか。
子どもは父の背中を見て、
育つところもあるのだと思います。
・父親たるもの、子どもには、
何もしなくてもいいから本を読めと
勧めたい・・(p34)
■父は子どものことを思っているのは、
まちがいないと思いますが、
それが正しいとは限らない。
そういう意味では、
自分の枠というかレベルでしか
アドバイスはできないのです。
濤川さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・父は当時赤坂にあった山田先生のお宅に相談に
上がったのである・・
『やり給え、そしてやるからには、もっとも
正統的な勉強を積んで、もっとも本格的にやりたまえ』
(山田耕筰)(p14)
・父親の出番はむしろそのような
瑣末部分ではなく、もっと大所高所に立った、
大方針を決めるところにある。
進学か就か悩む子どもに、
「張れるレッテルはたくさん貼っておいたほうが、
世の中に出てから楽だぞ」・・(p20)
・かくいう私も、部類の映画ファンである。
私の場合は、むりやりではないが、
映画館に連れていってくれた
父親に感謝している。(p38)
・天才とは本当に好きなものを見つけ、
追いかけることができる人間の
ことを言うのではないだろうか(p40)
・「寒さに凍えた者ほど太陽の暖かさを知る。
人生の苦悩をくぐり抜けた者ほど生命の尊さを知る」
などというアメリカの国民詩人ホイットマンの
言葉も心に残っている(p50)
サンマーク出版
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
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■目次
プロローグ 今、父親は、母親と違う何を子に語るべきか
1 今、父は子に「感動」を語れ
2 今、父は子に「仕事」を語れ
3 今、父は子に「人生」を語れ
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