「周りが自然に助けてくれる人の仕事術: 27歳で借金50億を抱え、5年でゼロにした私の「透明貯金」」磯部 武秀
2017/10/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■親の副業が失敗して、30歳にして
50億円の借金を抱えて社長となった
磯部さんの一冊です。
会社は塗装業界でそれなりの地位を
維持していましたが、
実は会計上は赤字続き。
どんぶり勘定で、赤字受注が
状態化していたのです。
その赤字を埋めるために
手を出した塗料販売で、
取り込み詐欺に遭ってしまいました。
■突然の社長交代であり、
塗装業界のこともわかりません。
分からないなら、
分からないなりに質問しながら、
赤字受注を辞め、
若手を抜擢していきました。
若いからこそできることが
あるのだと思いました。
それが相談です。
相談することで仲間を増やせるのですね。
磯部さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・利益の3分の1は必ずみなさんに
還元します、と約束しました(p38)
・私が社長になって驚いたことの1つに、
誰も電話に出ないという光景がありました(p41)
・ムリやムチャをして問題を抱えることで、
相談するスキルや相談できる相手を増やす・・
当然、たくさんの失敗をします。
ですから、このようなことはできるだけ
若いうち、20代のうちにやっておくべきです(p68)
・ピンチになると、本当に信頼できる人と
できない人が明確になってくるのです(p92)
・某メガバンクから、本社ビルを売却するなりして
ある程度債務を返済できたら融資を再開しますよ、
という話をされました・・
ようやく熱意が通じたと思い、本社ビルを売却した
お金とほかの資金繰りで得たお金で返済し・・
約束どおりの金額まで返済しましたので融資してください、
とお願いしたら、銀行側は担当者を変えて、
そのような話は一切聞いていませんから、と
相手にしてくれなかったのです(p107)
・逆境に陥ると、自分1人だけでは
どうにもならない壁にぶつかります。
そのようなとき、相談できる人、
助けてくれる人がいることが重要です(p113)
・迷惑をかけてはいけないと自分1人で
問題を抱え込んでいると、かえって
大きな迷惑を他人にかける結果に
なってしまいます(p172)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■目次
序章 ある日、いきなり負債50億円の会社の社長になってしまった
第1章 20代は「お金」ではなく「ムリ」を貯金しよう―「透明貯金」のつくり方
第2章 27歳で借金50億円を背負って見えてきたこと―「透明貯金」の存在
第3章 新入社員は「ムリ」「ムチャ」「ムダ」なことをやろう―自己規制しない
第4章 人生は逆境のときほど面白い―困難を乗り越える方法