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「ぶっちぎりで突き抜けた結果を出す人になる仕事の心得」松田 理宏

2017/09/11公開 更新
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ぶっちぎりで突き抜けた結果を出す人になる仕事の心得


【私の評価】★★★☆☆(74点)


要約と感想レビュー

ファッションブランド、ビギ、GAPなどで活躍した著者の仕事術です。現場重視、ライバル研究などその手法は正統派です。人との関係づくりが得意らしくフットワークが良い人に感じました。


例えば、ランチタイムはひとりで過ごすことはなく、社員と雑談をする中で、思いがけない社内の人間関係を知ることもあれば、重要なニュースが耳に入ってくることもあるとういのです。日頃から顔を合わせ、雑談できる仲間を作ることで、「こいつがこう言うなら、助けてやろう」という人を増やすことが大事なのです。


・私からのアドバイスは、「雑談をサボるな」この一言に尽きる(p97)


著者のアドバイスは「現場に行け。そして、徹底的に現場を観ろ」ということです。そして、わからないことは「知らないから教えてほしい」と聞くのです。こうして、現場を知り、人から助けてもらえれば、うまくいくのです。


面白いところは、著者が出世してから無給でかばん持ちをする人がいたことです。そしてかばん持ちを経験した人は、その後、本業で成果を上げるようになったのです。著者が教えていたのは、クライアントの接待の調整や、ライバルに勝つ方法や、相手の印象に残すための方法などで、結果を出すための気づきがあったのでしょう。


・安易に「すみません。できません」と口にするヤツは、まず間違いなく出世できないだろう(p113)


暴れん坊ビジネスマンの成功法という感じでした。営業においても、社内においても、人との関係が大事なのですね。松田さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・私には常に実践してきたことがある。それは「ライバルの現場」に行くことだ(p32)


・どんな人事異動も裏にメッセージがある・・シンプルに「この異動にはどういうメッセージが込められていますか」と尋ねるのが望ましい(p53)


・やりたくない仕事はやるな。一番結果が出る仕事に時間を投資しろ(p68)


・異業種交流会に行ってもムダ・・自分から寄っていくのではなく、相手が寄ってくる状態、つまり魅力的な自分をつくるのが先だ(p91)


ぶっちぎりで突き抜けた結果を出す人になる仕事の心得
松田 理宏
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【私の評価】★★★☆☆(74点)


目次

第1章 印象に残らないヤツは意味がない ――仕事の基本はどこにあるのか
第2章 メールは10分以内に返事しろ ――人を動かす時間術
第3章 会議は戦いの場ではない ――コミュニケーションで人を動かせ
第4章 経費は倍使い倍稼げ ――できる人の金の使い方
第5章 コートは肩と尻で着ろ ――外見力を味方につけろ



著者経歴

松田理宏(まつだ まさひろ)・・・元GAPバイスプレジデント・元ビギ事業統括部長。1966年生まれ。(株)ビギでは事業統括部長として全ブランドの事業全般を統括し、会社の売上・利益共に大きな実績をつくる。(株)ビギ専門の販売とアウトレット事業を行う(株)BSカンパニーを立上げ、取締役に就任。2005年(株)GAP入社。約6,000人の販売スタッフが働くGAP、バナナ・リパブリック、アウトレットの現場部門を統括し、売上に貢献。2012年オールドネイビージャパンジェネラルマネージャーに就任


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