「そもそも、何を話せばいいかわからない人のための雑談術 どんな相手とも会話に困らない40のルール」櫻井 弘
2016/12/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
雑談が得意な人は相手に話させる
雑談が得意な人は、自分が話すのではなく、相手に話をさせる人です。雑談の得意な人は、相手の食い付く話題を知っています。そのために、いろいろと話題を振って相手の興味を探るのです。相手が話しはじめたら、それをふくらまして楽しく話してもらうのです。
自分が話すのではなく、相手が話しやすい雰囲気を作ってあげるのが、話し上手、コミュニケーション力があるということになるのでしょう。美容室でも人気のお店では店員がお客さまと良い会話をしている場合が多いといいます。
また、「いま」について聞くと、親近感を持てて、親睦を深めることができるという。
「この話題を投げかければ、相手がたくさん話してくれるかもしれないな」という話題を先に振れば、こちら側が聞き手になれるような雑談が始まる可能性は高くなるわけです(p32)
こちらから自己開示する
無口な人でも、こちらから一声かけたり、自己開示すると相手も少しずつ話しはじめることが多いものです。ただ、こうした雑談を気軽に始めるためには、日頃の訓練が必要です。
そのために著者は、定型的な挨拶に一言加えることから始めることを推奨しています。ただの「おはよう」だけではなく、「今日は暑いですね」とか、お店ならそのお店の感想を添えてみるのです。
コンビニでは・・「ありがとう」と言おう。レストランでは、「おいしかったです。ごちそうさまでした」と、感想をひと言言おう(p215)
挨拶のパターンを作る
話のパターンを作っておくと、話が楽になるそうです。例えば著者の自己紹介のパターンは、「秋田県で6人きょうだいの末の娘として生まれました。山本と申します。仕事は営業をしています」だという。
話し方というものは、やはり訓練が必要だと思いました。それは、家族との食卓での雑談だったりします。相手が共感して、話し出してしまうように誘導できるようになりたいものです。桜井さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「共感」の意思は、"あいづち"を打つことによって相手に伝わるものです(p104)
・毎日起こったことを3行程度で、簡単に要約しよう(p225)
・家族に、1日の出来事について聞いてみよう(p228)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
第1章 これで誰とでも楽に話せる! スッと打ち解けられる雑談の始め方
第2章 相手がどんどん乗ってくる! みんなに興味をもってもらえるテーマの選び方
第3章 リアクションは言葉でなくても大丈夫! 距離が縮まる聞き方
第4章 こうすれば、自分から話さなくても会話がはずむ! 質問の仕方
第5章 初対面でも仲良くなれるテクニック! ネタの仕入れ方
第6章 会話の悩みがなくなる! 今日からできる! 雑談力トレーニング
著者経歴
櫻井弘(さくらい ひろし)・・・CNS(株)話し方研究所所長。1992年、CNS(株)話し方研究所に入所。専任講師、指導局主任教授、事業開発局営業部長、副所長を経て、現在に至る。200以上の団体でスピーチの指導を行っている。
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