「STAP細胞に群がった悪いヤツら」小畑峰太郎
2016/09/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★☆☆☆☆(50点)
要約と感想レビュー
根拠もなく推測を断定調で書く、週刊誌レベルの内容となっています。
多額の予算の権限を持っているから、それを妬むかのうような言動が記載されていたり、若山氏も事件の中心人物なのにその提供したサンプルの分析結果を一方的に正しいと断言するレベルの低さです。
さらに、小保方さんの考えを勝手におこちゃま言葉で表現するなど誹謗中傷のかぎりをつくしています。これだけ推測で人を罵倒するのは読んでいて気持ちが悪くなってきました。書籍としても人間としても不愉快な一冊でした。
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この本で私が共感した名言
・この分野に給付される1000億円の予算配分について、監督官庁である文科省や経産省がその配分先を決めるのではなく、理研の野依理事長を始めとする幹部、さらには東京女子医大の岡野光夫といった、今回の小保方事件に深く関係する人物たちが、そのイニシアチブを執っているのだ(p81)
・STAP細胞のアイデアは小保方がヴァカンティから教え込まれたものであり、その尖兵として、善人の若山をたらしこんで理研に入り込んだのだ(p81)
・若山・山梨大教授が、凍結保存していたSTAP細胞から作製した細胞を調べたところ、小保方に渡したマウスとは別種のマウスの細胞だったとしていた(p85)
・地べたを這うような体験がない笹井は、意外にも呆気なく騙された。利用したつもりの小保方に利用されてしまう(p121)
▼引用は、この本からです
【私の評価】★☆☆☆☆(50点)
目次
プロローグ 前哨戦──それぞれの事情
第1章 インサイダー疑惑としての「STAP論文捏造事件」
第2章 栄光と転落──科学の常識を覆す大発見が大スキャンダルへ
第3章 小保方晴子逆襲会見の裏側で何が起こっていたのか
第4章 笹井と理研が仕掛ける「山中伸弥追い落とし」の策謀
第5章 理研を蝕む金脈と病巣
第6章 笹井の死で隠蔽される理研の闇
第7章 そもそもSTAP細胞論文とは何か
著者経歴
小畑峰太郎(おばた みねたろう)・・・1960年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。出版社で月刊総合雑誌と単行本の編集に携わった後、ライター。
STAP細胞関連書籍
「STAP細胞 事件の真相」佐藤貴彦
「STAP細胞 残された謎」佐藤貴彦
「あの日」小保方 晴子
「捏造の科学者 STAP細胞事件」須田 桃子
「STAP細胞はなぜ潰されたのか ~小保方晴子『あの日』の真実~」渋谷 一郎
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