「図解「儲け」のカラクリ 最新版 お金を生み出す「しくみ」「裏ワザ」105」
2016/02/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
■商売をしている人にとっては常識ですが、
庶民には商売の仕組みは
分かりにくいもの。
この本では、いろいろな業界の
コストと収益構造を学びます。
飲食関係では、原材料費は
30%くらいに抑えるのが
常識のようです。
・宅配ピザ・・Mサイズ2000円・・
原材料費600円(30%)、人件費500円、
家賃80円、ロイヤリティ40円・・
諸経費430円、利益300円(p45)
■面白いところでは、
自動販売機やコインロッカーの
コスト構造です。
初期投資に対して10%~20%くらいで
利益が見込めそうです。
設置場所を厳選したり、
中古で初期投資を減らしたり
工夫されているのでしょう。
・2007年現在、日本には約540万台の
自動販売機があり、年間7兆円近くを稼ぎだす。
1台あたり年間約128万円の売上・・
オーナーへのマージン(売上の15~20%)
電気代(5000円程度)を引いた分が儲け(p166)
■商売というのは、濡れてに粟に
儲かるものはないとわかりました。
そうした中で工夫した人が
儲けるのでしょう。
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・テラ銭の割合(控除率)は、
一般的なカジノのルーレットでは
ヨーロッパ式が約2.5%、アメリカ式が5%程度、
日本のギャンブルでは、パチンコが10~15%、
競馬や競輪などの公営ギャンブルは25%(p90)
・宝くじ・・地方自治体の収益金40%、
普及宣伝費2.7%、直接経費3.8%、
手数料7.7%(売り場の販売手数料など)、
当せん金45.8%(p90)
・レンタル用のDVDは市販品より高く
1本1万~1万6000円程度。2泊3日400円なら
25~40回程度レンタルすれば元は取れる(p150)
・コインロッカーのオーナーの儲けは?
(フランチャイズに加盟する場合)
月間売上9万円、設置先へのマージン(40%)、
ロイヤリティ(5%)、初期投資300万円程度、
月利益(40%)3万6000円(p183)
・水道料金・・地域料金格差は、なんと16倍!・・
水道料金の最安値335円・山梨県富士河口湖町、
最高値5376円・新潟県新潟東港臨界水道企業団・・
口径13㎜、10m3使った場合(p213)
・流しの焼きイモの収支は?
(フランチャイズ、冬のある日の例)
1日の売上3万6000円、
客単価600円(2本=約600g)×1日60人
イモの仕入れ原価8000円、
1箱(5kg)あたり1000~2000円。
釜付き軽トラックのレンタル代2000円、
ガソリン代、燃料(薪)代など6000円
利益2万円(p157)
・個人の経営コンサルタントの料金は、
1訪問あたり10万円が相場・・
売上向上プロジェクト始動・・
顧問契約に結びつける(p59)
三笠書房
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
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■目次
1章 なぜ、宅配ピザ屋はこんなに「利益が多い」?―世の中が見える「最新ビジネス」のカラクリ
2章 カップラーメン、本当は1ついくら?―ムダな金を使わないための「原価」のカラクリ
3章 「スーツ2着目1000円」はなぜ可能か?―巧妙なしくみ!「薄利多売」のカラクリ
4章 コンビニはいかにしてお客の心をつかむか?―「便利」と「激安」のカラクリ
5章 自動販売機 一番儲けているのは誰?―意外と知らない「サービス」のカラクリ
6章 水道料金からフリマ、ブランド品まで!―もっと気にしてほしい「値段・料金」のカラクリ
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