「元・宝塚総支配人が語る「タカラズカ」の経営戦略」森下 信雄

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元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略 (oneテーマ21)

【私の評価】★★★★☆(83点)


■宝塚新温泉のアトラクションとして、
 1913年に生まれた宝塚唱歌隊が 
 宝塚歌劇団の前身です。


 阪急電鉄鉄道事業の旅客誘致策であり
 その赤字は広告宣伝費で
 補てんされてきました。


 現在は、量的拡大、
 質的拡充を図り黒字化しています。


・「5組化(宙組新設1998年)による
  自主制作・主催興行の量的拡大策
 「東京宝塚劇場建て替えに伴う通年主催興行化
 (東宝株式会社からの東京における興行主催権の獲得2001年)
  による自主制作・主催興行の質的拡充策」
 「全国ツアー等、地方興行の充実・・
  実質的ロングラン公演化」(p99)


■この本の面白いところは、
 宝塚歌劇の仕組みがわかるところ。


 序列があること。
 チーム間の移籍があること。
 劇場と地方興行の組み合わせ。


 こうした仕組みはAKB48と
 類似性があるとしています。


・宝塚歌劇はトップスターを頂点とする
 「スター・システム」を敷いています・・
 作品の配役は基本的にその序列に沿って
 割り当てられる
ことになり・・入団から
 最終目標たるトップスターの地位に辿り着くまでの
 ステップが明確に存在しているのです(p17)


■100年以上もの歴史があり、
 経営的にも利益を出していることは
 素晴らしいと思いました。


 儲けるだけなら、
 AKBのように総選挙でも
 やってみるといいかもしれませんね。


 森下さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・AKB48のビジネス・・
 「シロウトの神格化」をコンセプトとして・・
 「チーム制」を敷いて地方・海外展開を積極化して
 いること、チーム間の「移籍」
 (宝塚歌劇では「組替え」)により定期的に
 「不均衡状態」をビジネスに組み込んでいる(p164)


・宝塚大劇場公演の稽古は約40日、
 この短い期間で通常は前物(芝居)と
 後物(ショー)の2本の作品を完成させます(p51)


・宝塚歌劇団に「雇用」されている「団員」である
 作家・演出家がほぼすべての宝塚歌劇作品を作っている・・
 外部の演出家が宝塚歌劇の演出をすることは
 ほとんど例がありません(p103)


・バブル期に全国各地に乱立した
 「公共ホール」の存在を活かした興行の
 「実質ロングラン化」(p47)


・DVD、CD,衛星(CS)放送、カード・
 携帯ストラップ・小物類といったグッズ類の
 企画・制作・販売が、エンターテイメント
 事業にとって大きな収益源(p119)


元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略 (oneテーマ21)
森下 信雄
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【私の評価】★★★★☆(83点)



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■目次

第1章 「タカラヅカ」の基礎知識
第2章 宝塚歌劇のビジネスモデル
第3章 宝塚歌劇ビジネスの特徴
第4章 宝塚歌劇とAKB48
第5章 タカラヅカのこれからと業界の未来



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