「最後までやりきる力」スティーヴ・レヴィンソン クリス・クーパー
2016/02/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■人は、なぜ、
やらなくてはならないことを
やれないのでしょうか。
たとえば、明日テストなのに
テレビを見てしまう。
これをやらなければ、
地獄が待っているのに、
他のことをしてしまうのです。
・頭に訴える決意よりも、
どう感じるかのほうが
行動をコントロールする力が強い(p26)
■人の脳には、古い部分が残っており、
理性ではやるべきことがわかっていても、
感情の部分が抵抗すると
なかなか実行できません。
それを克服するためには、
この本の指摘するとおり
締め切り、叱咤激励、目標、懲罰、報酬が
必要なのかもしれません。
人間とはかくも
弱いものなのですね。
・締め切り、叱咤激励、目標、懲罰、報酬
といったプレッシャーがまったく存在しないと、
決意を実行に移すのはきわめて難しくなる(p43)
■どうしてもやらなくてはならない場合、
退路を断つしかないようです。
または、他人の力を借りること。
「最後までやりきる」ためには、
人は弱いということを前提に
対応するしなないのです。
レヴィンソンさん、クーパーさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・準備に失敗している人は、
失敗の準備をしているのだ
ベンジャミン・フランクリン(p48)
・成功者たちによれば、彼らは
「ほかに選択肢がなく、そうするしかない」
と感じたのだという(p100)
・まちがったことをやりにくく
正しいことをやりやすく(p108)
・勇気が湧くのをただ待っているよりも、
自らの退路を断つほうが前に進める(p130)
・コンピューターに「約束リスト」という
ファイルをつくって決意を一覧にする(p166)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
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■目次
PART1 最後までやりきるのはなぜ難しいのか
PART2 「もっとがんばる」をやめる
PART3 やりとげるための賢い戦略
PART4 「最後までやりきる」を続ける
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