【書評】「シリコンバレー発 会員制ビジネス起業術」ロビー・ケルマン・バクスター
2016/01/08公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
会員制ビジネスの勃興
シリコンバレーを拠点に数百社以上のスタートアップや成長企業を支援してきたコンサルタントの著者が、会員制ビジネスの設計と運営のノウハウをまとめた一冊です。
「会員制ビジネス」の範囲は広く、デジタル定期購入・オンラインコミュニティ・ポイントサービスプログラム・クレジットカード会社・会員制コンサルティング・会費制の非営利組織などが含まれます。業種や規模を問わず、「継続的な関係」を顧客と結ぶビジネス全般を指しています。
こうした会員制ビジネスが急速に広がった背景には、インターネットの普及があります。インターネット以前の会員制ビジネスは、店舗や郵便配送に縛られていました。しかしオンライン化によって、場所や時間の制約を超えたサービス提供が可能になったのです。
インターネットを使えば、小規模な事業者でも直接会員にサービスを提供し、定期的に収入を得る仕組みが構築できるようになったのです。アマゾン・プライムが送料無料とKindle本の月1冊無料を組み合わせて顧客を定着させたのは典型的な事例です。
オンラインアクセスにより・・会員がコンテンツ、サービス、ほかの会員たち、企業にいつでもアクセスできる環境が整った(p27)
会員制ビジネスの事例
会員制ビジネスの事例紹介という内容でした。
例えば、小規模なネイルサロンが会員制を導入した事例では、会員は月額料金を支払うことで閑散期には回数無制限でサービスを受けられるようになり、定期会員同士が顔見知りになることでコミュニティが生まれたという。サービスだけでなく、人と人のつながりが会員継続の動機になるという点が重要なのです。
フィットネス指導のウェイスでは、参加料金3,500ドルでプラス半年間の指導体験を会員制で提供しています。会員が指導を受けたトレーナーから指導を受けられる仕組みで、トレーナーにはレッスン参加料金を差し引いた金額がウェイスから支払われます。指導者の育成と収益化を両立させた設計は、参考になります。
サービスの「売り切り」から「継続的な関係」へという方向性は、日本でも加速しています。顧客と長期的な関係を築くことで安定収入を得るという会員制ビジネスは、これからビジネスを設計するうえで魅力的な選択肢に間違いありません。
バクスターさん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・ポイントサービス・プログラム。忠誠心ある顧客の現在進行形の関与を追跡し、忠誠心に対して顧客に報酬を与えるために設計された正式なプログラム(p44)
・やってしまいがちな価格設定の失敗・・最初の価格設定が低すぎる、または多くを与えすぎた。・・(p103)
▼引用は、この本からです。
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
目次
1 メンバーシップ・エコノミーとは何か興
2 戦略と戦術
3 哲学、戦略、ツール
4 組織の変容
結論 成功への後押し
著者経歴
ロビー・ケルマン・バクスター(Robbie Kellman Baxter.)・・・情熱的なセミナーで知られるシナリオ講師。ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンなど、世界の映画産業、テレビ産業の中心地でシナリオのセミナーを開催している。彼女のもとからは、35名のアカデミー賞受賞者、164名のエミー賞受賞者を輩出している。そのほか、企業家に向けたセミナーも開催しており、トライスター・ピクチャーズやゴールデン・ハーベストなどのメジャースタジオのコンサルタントを務める。
読んでいただきありがとうございました!






















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