「ネットで人生棒に振りかけた!:先の読めない時代の情報版「引き寄せの法則」」新田 哲史
2016/01/07公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(74点)
要約と感想レビュー
■読売新聞社で記者として働いていた著者は、
新聞業界の衰退に不安になり、
コンサルティング会社に転職しました。
しかし、コンサルティング会社の
まったく違う仕事に適応できず、
1年ちょっとで退職。
37歳にしてフリーランスと
なってしまったのです。
・アメリカや韓国の新聞市場にインターネットが侵食し、アメリカでは地方紙が次々に倒産していることを知りました(p32)
■ハローワークに行っても仕事はなし。
就職先もなく、独立して仕事を
探すしかありませんでした。
そこで、ブログを書き始めたところ、
「アゴラ」に執筆陣として
加わることができました。
「政治をわかりやすく書くブロガー」
として注目されるように
なってきたのです。
・なぜブログを書くようになったのか・・もちろんセルフブランディングの意味合いから、当初は企業の広報PR関連の話を書こうという思いもありましたが、それ以上に、とにかく「書きたい」衝動に駆られていました(p62)
■著者は、「アゴラ」編集長に
就任しました。
まさに、
書籍版「しくじり先生!」
のような本でした。
軽い気持ちで
「転職して人生を棒に振らないための教訓」
を学びましょう。
新田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・朝日社員から「角度をつける」という言葉を聞いた・・・この言葉の意味するところは、「事実を伝えるだけでは報道にならない。朝日新聞としての方向性をつけて、初めて見出しがつく」(p200)
・新聞社のサイトが本当に面白いのは、午前2~3時の時間帯です。・・・他紙が新聞制作を終えて、その特ダネを追いかけたくても追いかけられない3時以降に重要ニュースが配信されます(p226)
・本文に入る前に社内だったら『お疲れ様です』、社外なら『お世話になっております』と書き出すんじゃないのか・・・記者の人たちはメールの文面で営業系の人に比べると気遣いはしない人が多いように思います(p51)
アスペクト
売り上げランキング: 127,922
【私の評価】★★★☆☆(74点)
目次
第1章 大手新聞社を辞めて地獄を見た「意識高い系(笑)」だった私
第2章 リア充はリアルでつかむしかない
第3章 凡才だからこそできた「あほロアー」戦略
第4章 ネット世代が知るべき「不都合な真実」
第5章 情弱のためのインテリジェンス講座
著者経歴
新田哲史(にった てつじ)・・・アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長。1975年生まれ。読売新聞記者、PR会社を経て2013年独立。2015年秋、池田信夫氏主宰の言論サイト「アゴラ」の編集長に就任。アゴラは、2016年の民進党代表選に際し、蓮舫氏の二重国籍問題をいち早く疑惑を追及。
読んでいただきありがとうございました!
コメントする