【書評】「「空気」でお客様を動かす」横山信弘
2015/12/17公開 更新

Tweet
【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
お客様に売ってくれと言わせる
「空気」でお客様を動かすとは、お客様が「売ってくれ」と、向こうから言ってくる営業です。
そのためには、商品を売り込むのではなく、商品のよさを伝えることです。最低限、自分が自信をもっておすすめできなければなりません。
つまり、「マンゴープリンもいかがですか。担担麺とセットならお安くなりますよ」と「自信」を持ってお客様に提案するだけで、買ってくれる人は買ってくれるのです。
売っている商材や自分の会社、お店を好きになりましょう・・ストーリーを追っていくと、感情移入できるようになります(p142)
商品にかかわる勉強会を開催する
仮に、商品のセミナーを実施するなら、商品の売り込みはしません。その商品にかかわる勉強会にして、製品のメリットとデメリットを勉強する会にすればいいのです。
お客様が頼みたいのは、自分のために役立つ情報を提供してくれたり、家族や自分の健康、仕事についてなど、「気にかけてくれる」人です。そういう人になればよいのです。
「売り込み色」を一切なくしたセミナー開催・・セミナー終了後は、売り込みではなく、単純接触重視・・お客様から言われたら、「売り込み」に入ってもよいでしょう(p243)
商品にかかわる勉強会を開催する
第三者の視点として、大学の先生から客観的な解説をしてもらってもいいでしょう。価格が安いだけで集まる客は、他に安いところがあればすぐにいなくなってしまいます。
安売りクーポンより、自社製品の良さを説明した手書きのチラシがいいのです。横山さん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・一度押してみないことには、お客様のタイプを判別することはできません・・「自燃客」に「じゃあ、買おうかな」と 意思決定していただき・・「可燃客」なら悩むので、・・「不燃客」には深入りすべきではありません(p68)
・なぜ「値引き」は空気を悪くするのか?・・店員のほうから積極的に値引き提案された場合、価格に対する信頼性は著しく落ちます(p120)
・「あの営業は、いつも対応が速い」このようにお客様に言われたら、かなりの信用力を勝ち取っていると言っても過言ではありません(p164)
・体験からくる知識が奥行きをつくる(p177)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章:日常における、お客様を動かす「空気」
第2章:なぜ、お客様は「空気」で動かされるのか?
第3章:「売れない空気」の原因を解明する
第4章:「空気マーケティング」を遂行せよ
第5章:「空気」の力で、より多く、より高く売る
第6章:「空気」でお客様を動かした成功者から学べ
著者経歴
横山信弘Iよこやま のぶひろ)・・・株式会社アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長。現場に入り、目標を絶対達成させるコンサルタント。年間100回以上の講演、セミナーをこなす。ロジカルな技術、メソッドを激しく情熱的に伝えるセミナーパフォーマンスが最大の売り。コラムニストとしても人気で、コラム「草創花伝」の月間総アクセス数は200万PVを超える。メルマガ「草創花伝」は全国2万5000名超の経営者、管理者の読者を抱えており、会話形式でNLP理論、脳科学、行動経済学を使ったコミュニケーション技術を紹介するオリジナリティあふれる手法が受けている。
読んでいただきありがとうございました!
コメントする