「社長! 御社は銀行からまだまだおカネを借りられますよ! ―――破たん懸念先でも融資を受けて再生する方法」村上 浩
2015/12/06公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(70点)
■元銀行マンが教える
銀行から融資を受けるコツです。
銀行も金融監査マニュアル別冊の
方針に沿って業務を
行っているだけ。
再生の可能性があれば、
融資ができるのです。
・本気で経営改善に取り組む意欲と、
事業改善の可能性が認められれば、
債権者側はほとんど100%リスケ
(返済計画を変更すること)を認めます(p41)
■仮に、借金返済のリスケジュールが
必要であるとしましょう。
銀行に対して、現状の課題と
打ち手と将来目標を示す必要があります。
社長としての決意と意欲を
はっきり説明することが
求められるのでしょう。
村上さん、
良い本をありがとうございました。
────────────────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「粉飾」が疑われる3項目
1.売掛金・・長い間回収できずにいる売掛金がないか?
2.棚卸資産(在庫)・・在庫の水増しで利益を調整していないか?
3.固定資産・投資勘定・・含み損はないか?(p52)
・経営改善計画5年終了時の「債務超過解消」と
「債務償還年数15年」を目標にしてください(p76)
・「やるべきことは全部やっている、
これで経営を改善できなければ仕方がない」
と思わせなければなりません(p79)
・売上高を伸ばす6施策・・
原価を減らす5施策
経費を削減する7施策
財務をリストラする3施策(p80)
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 114,273
【私の評価】★★★☆☆(70点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
にほんブログ村
■目次
序章 金融機関に応援される企業になる方法
第1章 ステップ1 分析
「謙虚に現実と向き合っている」と思わせる財務の見せ方
第2章 ステップ2 施策
「やれることは何でもやっている」と思わせる21の施策
第3章 ステップ3 資金計画
「実現可能性が高い」と思わせるための数字の積み上げ方
第4章 ステップ4 自社PR
プラスアルファで好感を持たせる補足資料
終章
関係者から異論を出さない交渉の仕方
コメントする