「「おもしろい人」の会話の公式」吉田 照幸
2015/04/02公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
ヒット連発のNHKディレクターから、会話のコツを教えてもらいましょう。初対面の人と話すときは、無理に対応する必要はありません。自分を良く見せようと無理をすると相手も緊張します。まずは、相手を知ることです。そのために質問し、聞き役に徹しましょう。
特に自分が上の立場の場合は、自分が何かを言うのではなく、「みなさんどうですか」とまず人の話を聞くことが大事なのです。
・仲がよいとまではいえない人と、話す場面・・焦って笑わせないほうがよいと思います。ひたすら聞きに徹する、が正解です(p116)
そして普通の会話の中でもムリに笑いを取る必要はありません。相手との共通点を探したり、ちょっと自慢したらオチがあったり、ぎりぎり自虐ネタが許容範囲です。
大切なのは常に「肯定する」ということだという。具体的には、「ゴルフやる?」と聞かれたら、もしやらないとしても「ゴルフはやらないんですが、サーフィンは興味があります」と言えばいいのです。頑張らない範囲に、自分らしい会話があるのだと感じました。
・スピーチは頑張らない・・頑張って話すと、聞いているほうが緊張します(p184)
会話術は人それぞれ、自分なりのものを持つ必要があると思います。気を付けるべきポイントを確認するには良い本だと思いました。吉田さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「困ったら、小学生時代から」・・何か特殊な話が出てくるまで、焦らず聞くこと(p51)
・具体的に言うと相手のクイツキが変わる・・
×「昨日、東京ドームで野球を見たんだけど」
○「昨日、東京ドームの内野席で野球を見たんだけど」(p96)
・ただ単に一緒に食事をするよりも、「僕はあなたのことを気に入っています」と言った後に、一緒に食事をするときのほうが、女性のテンションは高いと思います(p160)
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
1章 なぜあなたの会話は「ウケ」ないのか?
2章 「ウケる人」がやっている会話がはずむ雑談11の公式
3章 話し方をちょっと変えるだけで、場が盛り上がる!
話がおもしろい人の13の公式
4章 シチュエーション別 ウケる話し方22の公式
5章 人前での「ウケる話し方」10の公式
著者経歴
吉田照幸(よしだ てるゆき)・・・1969年、福岡県生まれ、山口県育ち。1993年NHK入局。NHKエンタープライズ番組開発部エグゼクティブ・プロデューサー。ここ10年でもっともコントを制作している。「のど自慢」「小朝が参りました」などエンターテイメント系の番組を中心に活躍。40分間一人で舞台で場を持たせるなど前節の技を鍛えつつ、芸人さんにも「話が面白い」と評判になる。広島放送局を経て番組開発部移動後、2004年に「サラリーマンNEO」を企画、以後全シリーズの演出を担当。型破りな番組として人気を博す一方、タニタの社食、Google本社を日本のテレビ番組として初潜入、コントに日産のカルロス・ゴーン氏を引っ張り出すなど、話題となった。2011年には「劇場版サラリーマンNEO(笑)」の脚本・監督を務める。第35回・36回国際エミー賞コメディ部門ノミネート(日本では唯一)。2013年春からは、異例のレンタル移籍"で、連続テレビ小説「あまちゃん」の演出を担当。現在、コント番組、コメディ、ドラマと制作中。
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