【書評】「日本人が一生使える勉強法」竹田 恒泰
2014/09/02公開 更新

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【私の評価】★★★★★(90点)
要約と感想レビュー
■テレビでお馴染みの旧皇族
竹田さんの生き方を記した一冊です。
旧皇族だから余裕があると思ったら、
実は27才で貯金なしの状態から
勉強を始めたとのこと。
月食費2000円で勉強を続けたことも
あったらしい。
・切羽詰まった状況でなければ、勉強は後回しにしてしまいがちです。・・・「いつか暇になったらやろう」と思ったら運の尽き、暇な日は永遠に訪れません。今日何をやり、何を後回しにするかを的確に判断することが重要です。(p125)
■経営していた会社を友人に譲渡し、
鎌倉の貸家に転居。
仕事を捨てて出自である皇室を研究し、
本を書こうと決心したのです。
どうして、すべての退路を断つという
決断ができたのでしょうか?
それはアメリカとのイラク戦争で、
イラクの友人が50人も亡くなったこと。
国のために多くの人が死んでいった。
よりよく生きるとは、
よりよく死ぬということなのだ。
イラクから帰国してから、
竹田さんは生き方を変えていったのです。
・私の仕事は「勉強すること」です・・・たとえば『古事記』のある部分を話す場合は、一~二カ月の期間で同じテーマを講演します。しかしテーマは同じですが、講演の中身はどんどん変わっていき、のちの研究会で聞いたほうがより楽しくて分かりやすい内容・・(p146)
■すごい人だな、と思いました。
覚悟が違う。
次にテレビで竹田さんを見るときは、
また違った感覚で見れそうです。
竹田さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・巨富を手にしても不幸になることがある(p27)
・「衣食足りずとも礼節だけは穢(けが)さない生き方」をしている日本人のことを、ハリスは重ねて称賛しています(p62)
・彼ら(鈴木一郎、石川遼)は夢を「明確な目標」と捉えています。達成すべきゴールから逆算して設定された長期目標と短期目標、また短期目標をクリアするための毎日のタスク(たとえば厳しい練習など)も明記されています(p69)
・空港では、たとえ30秒でもラウンジに立ち寄って必ず青汁を一杯飲むと決めています・・・自宅のトイレにいるときは「漢文を勉強する」(p139)
・約20年間のメモはすべて保管され、いつでも検索できるように整理してあります。メモが検索できるかたちで保管されるのは、私が愛用するフランクリン・コヴィーの手帳の優れたところです(p169)
・10を知っている中から10語ろうとすると、原稿が必要かもしれません。100知っているうちの10を語ろうとするとなれば、これは余裕です。1000知っている中で10を語ろうとすると、また別の領域に到達します(p181)
・私は名刺をいただいたら、必ず「誰の紹介で会ったのか」を記していますし、携帯電話には人脈の紹介図がメモしてあります。よほど強い人間関係ができるまで、紹介者を通じてしか頼みごとをしないと決めているのです(p203)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★★(90点)
目次
第1章 まずは「日本式成功哲学」の構造を学ぼう
第2章 夢を持つことの大きなデメリット
第3章 勉強が人生にもたらしてくれるもの
第4章 竹田式・情報収集の実践メソッド
第5章 コミュニケーション力と人脈のつくり方
第6章 日本人にとってお金とは何か
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