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「語られなかった皇族たちの真実-若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」」竹田 恒泰

2010/08/16公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー

■天皇家は2000年の歴史を持ちます。
 しかし、私たちは皇室の知識があまりにも
 少ないような気がします。


 だれもが皇室は尊いと思っていますが、
 それを学校で教えてくれるわけではありません。


■こうした本で、皇室の歴史や伝統を理解したうえで、
 テレビや新聞の報道を聞かないと
 うまくマスコミにコントロールされて
 しまうような気がします。


 男子直系だけで継承してきた皇室は
 どこまで続くのでしょうか。


この本で私が共感した名言

・皇位継承とは血のリレーであり、宮家とは血のリレーの伴走者であるとは評論家の大宅壮一の残した言葉である(p40)


・女帝は通常の天皇とは区別されていたことは注目すべきである。女帝を「中天皇(なかつすめらみこと)」と称して区別したことや、泉涌寺(京都市東山区)に江戸期の歴代天皇の肖像画が保存されているが、女帝の肖像画だけがないこと、そして本来天皇が成人すると、摂政(天皇に代わって政務を行う役職)は関白(天皇の政務を補佐しゅる役職)に置き換えられるのだが、江戸時代の女帝には、天皇の成人後も摂政が置かれ続けたことが挙げられる(p51)


・十五代徳川将軍のうち、実に十二代が側室の生まれであり、正室の生まれの将軍は、家康、家光、慶喜の三代しかいなかった(p64)


・もし御内儀に男性が入り込んだ場合、妊娠した局の父親が天皇であることが担保されなくなり、皇統は保障されないことになる。そのため御内儀は男子禁制となっていた。(p67)


・日本の皇室より長い歴史を刻んだものはない。現代では、皇統を男性に限ることは皇統の維持を困難にすると考える人もいるが、天皇家が存続してきたのは、むしろ皇統を男系に限ってきたからではないだろうか。それにより不要な争いが回避されてきたとみることができる。(p235)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★☆☆(72点)



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