「宇津木魂 女子ソフトはなぜ金メダルが獲れたのか」宇津木 妙子
2010/08/15公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(74点)
■北京オリンピックで女子ソフトが金メダルを
とったときに解説していた
宇津木 妙子さんの一冊です。
宇津木さんは、シドニーで銀メダル、
アテネで同メダルを
女子ソフトが取ったときの監督です。
■この本を読んでわかることは二つ。
一つは宇津木監督が厳しいスタイルの
監督であること。
私のイメージでは、
私の地元の強い高校野球の
監督といった感じ。
もう一つは、厳しいと合わせて、
選手とのコミュニケーションを
大切にしているということです。
・監督が一人に声を掛けたら残りの全員に掛ける、それができなかった子には手紙を書く、メールを入れる、携帯に伝言を残す。チームを率いる指導者はそのくらいすべきだと思っています。(p84)
■私には、国際試合の審判の問題、いじめ・シゴキ、
五輪監督をめぐる怪文書など
女子ソフト業界の裏話が楽しく読めました。
宇津木さん、良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・シドニー五輪の決勝戦では、試合が後半になるにつれ、日本の投手に対するストライク判定が厳しくなり、少しでもきわどいコースはすべてボール(p27)
・実際、練習中に選手が怪我をするのは、いつも私の留守中。これは、はっきりしています。グラウンドにいるだけで緊張感を漂わせることも、監督の大事な役割です。(p82)
・監督の中にはふたりの監督がいて、ひとりは『出来ないよ、もうやめようよ』といつも思っている弱い自分。もうひとりは、『やれば必ず出来るよ』と言う強い自分。監督が迷ったときは、いつも強い自分に乗ってきたんだ。毎日ランニングをしてすごいという人もいるけれど、それだけのことなんだよ(p84)
文藝春秋
売り上げランキング: 16813
【私の評価】★★★☆☆(74点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする