「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」森岡 毅

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USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

【私の評価】★★★★☆(88点)


■ハリーポッター投入で
 非常に元気なユニバーサル・スタジオ・ジャパンですが、
 著者の森岡さんが計画したものです。


 マーケティング執行役員として、
 アイデアを連発して、入場者数を
 年間700万人→1000万人に引き上げました。


 今年はハリーポッターが投入されますので、
 1200万人はいくのではないでしょうか。


・1段目のロケットは、・・「家族連れ客(ファミリー)」を
 取り込む
こと。2段目のロケットは、遠方からゲストを
 集客できる「ものすごい何か」を作って関西依存の集客から
 脱却すること。・・3段目のロケットは・・・(p26)


■アイデアの源泉は、
 森岡さん自身がゲームや
 パークが好きであること。


 そして世界の娯楽施設を
 見て体験していること。


 インプットがはんぱないです。


 そして、アイデアだしでは、
 目的と条件を設定したうえで、
 徹底的に考えています。


 考えすぎて歩いていて、
 頭をぶつけることも。


・真っ先に私がやったことは、アイデアが
 世の中に落ちていないか調べることでした。
 世界中のパークやエンターテイメント施設で
 やっていることをもう一度理解して、
 我々のリノベーションに応用・・(p126)


■これだけアイデアマンの森岡さんですから、
 いかに反対の人を説得したのか、
 もっと詳しく教えてほしいと思いました。


 上も下も反対でどうやって説得するのか。


 私の場合、どうしても
 引いてしまう場合が多いので。


 やる気のない人は非常に強いので、
 修行が必要なのです。


 森岡さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「ならばいっそのこと、世界一のクリスマスツリーにしよう
 ・・高さ36メートルのツリーを33万個のLEDで飾り、
 ギネス認定の「世界一の光のツリー」にしたのです(p96)


・別料金(4000円程度)でゾンビに遭遇する
 イベントをひっそりとやっていたのです・・・
 アイデアは「ハロウィーン・ホラー・ナイト」
 として実現されました(p73)


・「モンスターハンターポータブル 2nd G」を
 その週末に買い込んで、とりあえず自分自身で
 ハンターライフを送ることにしました・・・
 ファンがパークに来場して泣くほど感動して
 くれるだろうか?
(p84)


・それを実現させていくことへの戦術段階での
 細部の注意が足らずに、せっかくのアイデアが
 実らなかったことがよくありました。・・
 絵にするところで失敗したり、
 大きなプロジェクトでTVCMまで強力に準備できたのに、
 店頭展開プランへの注意が手薄で勝利が半減・・(p188)


・後ろ向きコースターのアイデアがそんなに消費者に
 ウケる素晴らしいアイデアならば、世界中にいる
 コースターの専門家が既に思いついているはずです。
 どこにもそんな後ろ向きの高速コースターが存在しない
 ことを見れば、それをやらない方が良い理由が
 必ずあるはずです(p140)


USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
森岡 毅
KADOKAWA/角川書店
売り上げランキング: 307

【私の評価】★★★★☆(88点)


■目次

プロローグ: 私は奇跡という言葉が好きではありません
第1章: 窮地に立たされたユニバーサル・スタジオ・ジャパン
第2章: 金がない、さあどうする? アイデアを捻り出せ!
第3章: 万策尽きたか! いやまだ情熱という武器がある
第4章: ターゲットを疑え! 取りこぼしていた大きな客層
第5章: アイデアは必ずどこかに埋まっている
第6章: アイデアの神様を呼ぶ方法
第7章: 新たなチャレンジを恐れるな! ハリー・ポッターとUSJの未来
エピローグ: ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはなぜ攻め続けるのか?


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