「トップ1%の人だけが実践している集中力メソッド」永田 豊志
2014/06/09公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、ジェフ・ベゾスとマーク・ザッカーバーグ、バラク・オバマとクリントン夫妻。これは、アメリカの有名人リストではありません。ある、教育プログラムを受けた人たちです。その教育プログラムとは、・・・
「モンテッソーリ教育」です。
「モンテッソーリ教育」とは、6歳までの子どもを対象に、好きな作業を真似させるというものです。どこにこれだけ創造的な人を育てることができる秘密があるのでしょうか?
・「深く、深く、集中する」ことができた子供たちは、やがて成長して、集中すべき対象が勉強になろうが、スポーツになろうが、あるいはビジネスになろうが、同じプロセスを踏むことができるのです(p37)
先生が子どもの前で作業をする。子どもが興味を持ったら、それを一つひとつ真似させる。子どもは、真剣にただ真似するのです。完全に真似できるようになると、子どもは達成感に満ち溢れた穏やかな表情をするそうです。
つまり、目標はなるべく自発的に設定されるのです。子供みずからがやりたいことをやるのですから、やる気が出るのは当然のことなのでしょう。
・強い内的動機付けによって、全神経が1つの問題解決のために集中している・・・「フロー体験」と呼んでいます(p36)
フロー体験をした人は、それを再現することができます。ただし、興味のあるものだけにフローになるのです。ある意味、マイペースで好きなことに驚くべき集中する、私のようなB型人間を作る教育なのかもしれません。
永田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・世界的な有名人、成功者たちが大人になっても、自身の成功への影響力が極めて強いと評する幼児教育プログラム。それは「モンテッソーリ教育」(p25)
・エルザ先生の第一声はいつも「何が得意と思うか言ってみて」(p102)
・巨大な企業は権限をもっと小さなユニットに分散させ、各々のユニットが自律的に強みを活かして活動することが組織全体の活性化につながる(p105)
・将棋の名手、谷川浩司九段は、将棋を始めて、中学2年生でプロになるまでの約10年間で、トータル1万時間を将棋の勉強に費やしたと語っています・・・(p115)
・グーグルのヒット作の多くは、有名な「20%ルール」から生まれています・・・会社にいる時間の約20%は、担当業務以外の自由な研究などにあててよい(p176)
▼引用は、この本からです。
かんき出版
売り上げランキング: 82,217
【私の評価】★★★★☆(82点)
目次
第1章 残り99%の人へ贈るトップ1%の共通ルール
第2章 「集中体験」が、とんでもない成功を創り上げた!
第3章 「集中力」を伸ばす技術
第4章 組織の「集中」はリーダーがもたらす
おわりに
著者経歴
永田豊志(ながた とよし)・・・1966年生まれ。知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。リクルートとそのグループ会社で新規事業開発を担当し、多くのコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、コンピュータ系雑誌の編集長や、CGキャラクターの版権管理ビジネス会社社長などを経て、2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、同社取締役COO(最高執行責任者)として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
読んでいただきありがとうございました!
コメントする