「なぜ、あなたの話はつまらないのか?」美濃部 達宏
2014/06/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
プロのテレビ放送作家が教えるすべらない話のテクニックです。基本は、話のネタは聞いている人の共感できるものにすることです。だれもが知っていることなら、共感してくれるのです。家族>学校>食・住>恋愛・仕事・・という順番でしょうか。
そしてネタは、事前に準備しておきます。プロがネタ帳を持つように、素人こそ事前の準備が大事になります。ネタは、【フリ】+【オチ】です。○○なのに○○というパターンを作るわけです。
・出演者はみな、自分の話す場面に備えて事前に準備しているのです・・・普段から、おもしろい話を積極的にストックしておきましょう(p90)
話の面白い人は、しっかり考えているのですね。話の面白くない人は、もっとしっかり考えなくてはいけません。ネタ帳を作り、その中から「○○の話なんですけど・・・」と話せばよいのです。
美濃部さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・適温下ネタ法・・・古代アテナイの喜劇作家アリストパネスの『蛙』の冒頭は、奴隷が「荷物が重くてう○こが漏れる、とか言っていいか?」と発言、それに対し、主人公が「そういうのは飽きたからやめろ」と返して物語が始まります(p190)
・話題がなければ「質問」すればいい(p90)
・フリとオチは、この「なのに」を使うこと・・・◎マツコ・デラックスさんの話・【フリ】普通、洋服のパターンは2メートル四方の正方形にはならない+(なのに)【オチ】(正方形どころか)斬新なこたつカバーみたいだと言われた(p127)
【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
第1章 「おもしろい」をつくる達人―放送作家という仕事
第2章 「おもしろい話題」はどうやって見つけるか?
第3章 「おもしろい話」をどのように組み立てるか?
第4章 話をもっとおもしろくするためのマル秘テクニック
まとめ あなたの話はこの流れでおもしろくなる「おもしろい話」をつくる3つのプロセス
著者経歴
美濃部達宏(みのべ たつひろ)・・・放送作家。1975年千葉県生まれ。獨協大学卒。在学中、フジテレビ バラエティプランナー大賞入賞をきっかけに放送作家として活動。卒業後、秋元康氏に師事。「うたばん」「アッコにおまかせ! 」「Goro'sBar」「イシバシ・レシピ」「なるほど! ハイスクール」「週刊AKB」「東京女事務所」などのテレビ番組の企画・構成を手掛ける。また、テレビ番組制作以外にも、株式会社ニッセン、株式会社FIXERなど企業のPR、コンテンツ制作、コンサルティング業の他、動画番組、イベントの司会など、幅広い分野で活躍中。
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