「神楽坂のマリエ ヤッさん2」原 宏一
2014/05/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■ホームレスなのに築地と高級料理店の
頼れる情報通、ヤッさんにマリエという
秘書ができました。
マリエは神楽坂でお店を出していましたが、
悪徳コンサルタントに騙され、廃業。
ヤッさんとともに食の修行を
することになったのです。
・ここいらでヤッさんを知らない
食いもん関係者はもぐりだな(p15)
■そこで出会うのは、
昔からの味を守る寿司職人と、
新しい味に挑戦し対立する息子。
インターネット集客に没頭して、
混乱する蕎麦屋さん。
日本食を学びに来た外国人との
食文化の衝突。
漁師を漁業の商業化の葛藤。
現代の食にまつわる
課題に巻き込まれるのです。
・最近は、こういうサイトでお店を探す人が多いから、
実際に食べにいった人がつけた星の数と
評価コメントはけっこう見られているのね。
ただ、コメントを書いているのは
一般の人だから、ひどい書き込みも多いの(p117)
■最後は、予想どおりハッピーエンドで
終わるようです。
次作も期待しましょう。
原さん、
良い本をありがとうございました。
─────────────────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・腹筋百回、背筋百回、腕立て伏せ百回がノルマだ(p17)
・店っていうのは、ただお客が集まりゃ
いいってもんじゃないんだよ・・・
店にはそれぞれ背負ってる役割があるわけ(p145)
・食文化ってものは味だけじゃないの。
その土地の人たちの喜びも悲しみも、
日常も非日常も、思想も哲学も、歴史も社会も、
全部背負ってるの・・・だから、安易に避難したり、
腐したり、笑い飛ばしたりしちゃダメ(p191)
【私の評価】★★★☆☆(79点)
■目次
神楽坂のマリエ
ワールドSUSHI
夫婦蕎麦
片言のヨナス
一本釣りの誠治
チラシの手帳
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