「指示ができる上司、指図しかできない上司」浅沼 潤
2014/01/16公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
■日本鉱業(現ジャパンエナジー)の
副社長まで務めた著者の一冊です。
まず、自ら学ぶこと。
そして、サラリーマンですので、
部下をどう動かすのかというのが、
大事なポイントとなります。
・部下に仕事を任せる時には、まず全体の目標について
説明する必要がある。・・・全体の目標の中で、部署や部門が
担う役割、個人が行うべき仕事について背景を含めて
理解させなければ、仕事はいつまでも「やらされている」
と強制的な受け取り方しかできないのである(p23)
■サラリーマンとしては厳しい上司だったようで、
2回同じミスをすると、最終通告する。
つまり、次をやったら・・
クビではないのでしょうが、
担当を替えてしまうのです。
これは、サラリーマンとしては、
かなり厳しいのではないでしょうか。
・1回目は注意を与えるにとどめる。
人間だから忘れることもあるだろうし、
突発的な仕事で忙しくて手が回らなかったなどの
事情もあるかもしれない。しかし、
2回以上同じことを繰り返し、同じことを言わせるのは、
言われるほうが悪い。・・・だから2回目は
「注意を与えるのはこれで最後である」と伝える(p86)
■仕事をよく知ること、
部下の能力を引き出すこと。
そこらへんが大事なのだと感じました。
浅沼さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・とりあえず必要と思われる事項をその都度メモ用紙に
書き殴って後でまとめる。・・・たとえば売り上げの数字・・・
業界で話題になるニュースがあれば新聞のコピーを張り付けたり、
知らない言葉があったりすると書き留めておく(p33)
・私が最初に言うのは、「とにかく自分がやれる、
精一杯やって実現できるギリギリの線で組んでくれ」・・・
そうすると、たいていは低い目標が出てくる。・・・
「全体でこの目標を達成しなきゃいけないんだが、
達成するためにどうすれば良いのか、
もう1度考えてくれないだろうか」(p56)
・マイルストーンは部下の道しるべになると同時に、
上司のチェックポイントにもなる(p82)
・人間にねたみや嫉妬はつきものである。
後継者のハシゴが外されないよう、
あくまで人に気づかれないように育てる。
後継者が仕事を覚えられるように配慮する(p102)
すばる舎
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
■目次
第1章 なぜ部下は納得しないのか?
―目標計画設定の極意
第2章 部下の潜在能力をいかに引き出すか?
―部下育成の極意
第3章 目標を"志"に高めるものは何か?
―部下のモチベーションを向上させる極意
第4章 力の統治は続かない。求心力を高めよ!
―コミュニケーションで士気を高める極意
第5章 業を成すにはまず自ら率先して業を成せ
―信用を得るための極意
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