「トヨタの片づけ」OJTソリューソンズ
2013/10/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
よい会社は整理・整頓
トヨタというブランドで引き付ける一冊です。内容は、いわゆる5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)となっています。
しっかりした会社は、整理、整頓がしっかりしているというのは常識のようです。逆にモノの放置がある会社や社員のレベルは低いということです。
著者の提案は、「使わないもの」「使えないもの」に赤札を貼っていくことです。赤札には、場所や品名、数量や赤札を貼った理由、処置部門、担当者、処置期限、処置方法などをメモして貼っておくという。
片づけができていない会社ほど、利益が出ていないなど、業績面でも苦しんでいる場合が多い(p26)
基準を決める
改善を続けていくと、職場は同じようなものになっていきます。コピー用紙は、カンバンで発注点が誰にでもわかるようになっている。使うものの定位置が決まっている。机の上が整理されている。あらゆることに基準が決まっている状態となるのです。
著者は、まずは基準の線を1本引いてみるということが大切であると言っています。仮の基準をつくれば、それをもとにして正常・異常がわかる状態になるからです。そして、片づいたら、その状態を写真に撮って、デスクの上のどこかに掲示しておくと、「見える化」され、その状態をキープするための行動を起こしやすいという。
「残り2束になったら このカンバンを管理部横ポストへ・・・発注点がはっきりしていれば、誰にでも、いつ補充すればよいかがわかる(p113)
基準を決める
5Sというありきたりの内容を中経出版さんらしく、すっきりまとめた一冊でした。この本をきっかけに一つまた整理してみたくなりました。
OJTソリューソンズさん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・トヨタの豊田英二元社長や大野耐一元副社長などは、突然、連絡もなしに、ふらりと現場(工場)にやって来ることがありました。(p85)
・先に入ってきた書類から、どんどん処理・・・退社するときには、デスク上の書類受け取り用トレーには何も入っていないという状態を維持・・・手持ちが小さければ小さいほど、モノの流れが速くなります(p106)
・「決めたことができない」のはリーダーの責任・・・3回言ってもできないなら、10回言う。10回言ってもできないなら、20回言う。それが「しつけ」なのです(p220)
▼引用は、この本からです
【私の評価】★★★☆☆(75点)
目次
1 トヨタ流「片づけ」で仕事が変わる!うまくいく!
2 ムダを減らすトヨタの「整理術」
3 仕事を効率化させるトヨタの「整頓術」
4 トヨタ流片づけが「習慣化」する方法
読んでいただきありがとうございました!
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